モロッコ地震やリビア大洪水への緊急の救助

Chia sẻ
(VOVWORLD) -
モロッコ地震やリビア大洪水への緊急の救助 - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)
先週、国際社会は、リビアに発生した大規模な洪水および、モロッコに起きた地震の被災者を支援するため様々な緊急措置をとり、自然災害の軽減のために力を合わせました。

北アフリカのリビアで、10日からの豪雨によって大規模な洪水が発生しました。特に被害の大きかった東部デルナの消防当局は12日、少なくとも2300人が死亡したと発表しました。
国連で人道問題を担当するグリフィス事務次長は15日、スイスのジュネーブで記者会見を行い「全く異なる大惨事が起きた。衝撃的で何が起きたかは想像を絶する」と述べ、これまでに例を見ない災害で甚大な被害が出ているという見方を示しました。 そのうえで現地では、泥や壊れた建物の中に取り残された人を救助する装備や、被災者のためのシェルターや食料が求められているほか、コレラのまん延も懸念され医療体制を整備する必要もあるとして、国際社会に緊急の支援を呼びかけました。
これを受け、サウジアラビアはリビアの洪水被災地支援に最初の援助物資輸送機を派遣しました。サウジアラビアの最初の援助物資輸送機も土曜日にリヤドのキング・ハーリド国際空港からベンガジのベニナ国際空港へ向けて出発しました。
国営サウジ通信(SPA)が報じたところによりますと、リビアの洪水で被災した人々に配給する90トンの食料と援助物資を積んでいるといいました。
13日、リビアの隣接国エジプトのシーシ大統領はリビア洪水負傷者の治療を支援するため、野外病院として使われるミストラル級ヘリコプター輸送機を派遣するように軍に命令したと発表しました。エジプト政府は、大型空軍輸送機3機をリビアに派遣し、医薬品や食料、救援品などを渡し、救急救助隊を支援しました。
一方、北アフリカのモロッコ中部では、現地時間8日午後、マグニチュード(M)6・8の地震が発生し、死者、負傷者が約5千人超に上っていました。
こうした事態に対し、国連人道問題調整室(OCHA)はマラケシュや周辺で30万人以上が影響を受けたとみています。スペインやカタール、英国、アラブ首長国連邦(UAE)の4カ国が救助隊を派遣していました。
すでにスペイン、英国、カタールからの救助隊が現地で捜索活動に加わっていましたが、イタリア、ベルギー、フランス、ドイツはまだ支援の申し出が承認されていないといいます。
現在まで、世界各地で頻発する自然災害に国際社会は協調し、息長く支援していく必要があるとしています。

ご感想