イスラエルとヒズボラ、攻撃の応酬激化

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(VOVWORLD) - 先週、中東レバノン各地で、親イラン組織ヒズボラの工作員の携帯していたポケットベルがほぼ一斉に爆発しました。当局によりますと、レバノン全土で2700人以上が負傷、8人が死亡しました。

複数の関係者によりますと、爆発したポケベルは最近届けられたものでした。ヒズボラによりますと、現地時間午後3時30分に戦闘員が携帯していた多数のポケベルが同時に爆発しました。ヒズボラが勢力を広げるレバノンの複数の地域で発生したとしています。

中東レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは22日、通信機器の連続爆発の報復の一環などとして、イスラエルへ相次いで攻撃を行いました。イスラエル側もヒズボラの拠点へ激しい空爆を行ったと伝えられていて、攻撃の応酬が激化しています。

レバノンに拠点を置くヒズボラと、イスラエルとの間で緊張が高まる中、ヒズボラは22日、イスラエル北部の空軍基地などをロケット弾で攻撃したと発表しました。イスラエルのメディアは5人がけがをしたと伝えています。
一方、イスラエル軍も21日夜にかけておよそ290のヒズボラの拠点に空軍が攻撃を加えたと発表し、ロイター通信は去年10月に攻撃の応酬が始まって以降、最も激しい空爆だったと伝えています。
さらにイスラエル軍は22日朝の攻撃を受け、ヒズボラに新たな攻撃を加えていると発表し今後も続けると強調しています。
レバノンでの通信機器の爆発や、イスラエルのベイルート郊外への空爆で幹部らが殺害されたことでヒズボラの報復とみられる動きとイスラエルの攻撃、双方がともに激化していて、紛争の拡大につながることが懸念されています。

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