イスラエルとハマス大規模衝突を巡り

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(VOVWORLD) -イスラエルとイスラム組織「ハマス」の衝突が大規模なものにエスカレートしています。パレスチナ暫定自治区のガザ地区から7日、2000発以上のロケット弾が発射され、イスラエル南部などで被害が出ているほか、ガザ地区から侵入した武装勢力とイスラエルの治安部隊との銃撃戦も起きているということです。
イスラエルとハマス大規模衝突を巡り - ảnh 1(写真:ロイター)

イスラエルメディアは、イスラエル側で少なくとも100人が死亡、800人以上が負傷したと報道しました。イスラエル軍は、報復としてガザ地区への空爆を開始しました。パレスチナ保健省などによりますと、同日午後4時半の段階でガザ地区や周辺で少なくとも198人が死亡、1610人以上が負傷しました。

イスラエルのネタニヤフ首相は「われわれは戦争状態にある。敵はかつてない代償を払うだろう」との声明を出しました。応酬がさらに激化する恐れがあります。

イスラエルとハマスの間では2021年5月、11日間の大規模な戦闘があり、ガザでは約250人、イスラエル側で約10人が死亡しました。

今回の攻撃について、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは声明で、イスラエルへの攻撃を開始し、その後、複数のイスラエル兵を捕虜にしたと主張していました。そして、欧米や中東などの各国からは攻撃に対する厳しい非難や、双方に自制を求める声が出ていました。

このうちアメリカ、ホワイトハウスのNSC=国家安全保障会議の報道官は声明を出し、「ハマスのテロリストたちによるイスラエル市民への攻撃を明確に非難する。いかなるテロも正当化できない」として、ハマスを強く非難しました。また、アメリカのオースティン国防長官は声明を出し、最新鋭の原子力空母「ジェラルド・フォード」を中核とする空母打撃群を派遣すると発表しました。

国連安全保障理事会は8日、イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスの衝突を受け、緊急会合を開きました。イスラエルとパレスチナの国連大使は非公開会合を前に記者会見し、互いに非難の応酬を繰り広げました。

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