BRICSに6カ国が新規参加へ

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(VOVWORLD) -24日、南アフリカのラマポーザ大統領はサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)など6カ国を新興5カ国(BRICS)の新加盟国として受け入れると発表しました。

2024年1月に正式なメンバーとなります。新興・途上国の声を代弁する場としての存在感を高める狙いがあるとしています。

BRICSの加盟国拡大は約10年ぶりです。今回受け入れが発表されたのはサウジ、UAE、イラン、エジプト、エチオピア、アルゼンチンの6カ国です。上記6カ国はかねて加盟への関心を表明していました。現在BRICSを構成するのはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国です。声明のなかで「今回の首脳会議で加盟国拡大の原則が合意された」「加盟国は、より良い世界のビジョンを共有する対等なパートナーだ」と述べていました。
BRICSは欧米主導の世界秩序に対し、不満を募らせる「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の受け皿を目指していて、今回の加盟国拡大においても、こうしたことが考慮されたとみられます。
会議前の段階で約23の国と地域が公式に参加希望を表明していました。BRICS5カ国だけでも世界の人口の約40%、GDP(国内総生産)の25%を占めていて、新たに6カ国を迎え入れることで、さらに発言力が強まるものとみられています。

今回のBRICS首脳会議で、5カ国首脳が加盟国拡大などの中心的な議題で一致団結を示し、極めて深い印象を与えたことに特に注意すべきです。多くの欧米メディアはサミット前に、BRICSは加盟国拡大の問題をめぐり大きな溝を残していると伝えましたが、BRICSと発展途上国の団結・協力の決心を過小評価していたことは明らかでした。

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