2023年下半期EU議長国スペインに対する試練

Chia sẻ
(VOVWORLD) -既にお伝えしましたように、7月1日スペインは2023年下半期EU議長国に就任しました。EU=欧州連合がロシア・ウクライナ衝突や、エネルギー不足、移民など困難な問題を抱えている中で、スペイン院は多くの試練に直面しています。
2023年下半期EU議長国スペインに対する試練 - ảnh 1ペドロ・サンチェス首相(写真:euronews.com)
スペインは、EUの再工業化や、経済成長の促進、EU内の統一強化など4つの優先課題を掲げています。スペインはEUのデジタル経済社会指数(2022年)で27カ国中7位にランクするなど、デジタル化に力を入れてきました。スペインのペドロ・サンチェス首相は就任にあたってのメッセージで、「欧州の再工業化とデジタル化」を推進すると述べ、関連産業団体が手腕に期待を示しています。
同時に、電力取引市場の改革や、輸出市場の拡大、外国企業とあらゆる財源の誘致・活用、銀行システムと資本市場の健全化、税制改革なども重要な課題とみられています。アナリストらによりますと、スペインは7月17日から18日にブリュッセルで開かれるEU・ラテンアメリカ・カリブ共同体(CELAC)首脳会議を通じて、EU加盟諸国と相手国の力を集め、これらの目標の実現を図るとしています。
こうした中、ビジネスヨーロッパ(欧州産業連盟)と会員40団体は、スペインへの政策提言書を発表しました。同連盟などは優先課題として、新たな規制への対応にかかる負荷の軽減、単一市場の統合深化、エネルギーの安定供給、生産能力向上のためのイノベーションや人材確保への支援、重要原材料の安定確保や新規市場開拓につながる通商政策の実施をあげ、欧州の国際競争力の強化と欧州への投資促進や雇用創出が必要と訴えました。
EUと世界情勢が複雑に推移している中で、2023年下半期EU議長国としてのスペインの任務はより重くなる見通しです。そして、スペインが設定されている目標を達成するかどうかは焦点となっています。

ご感想