スタートアップの投資先としてのベトナム

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(VOVWORLD) -2023年、ベトナムは引き続きスタートアップの有望な投資先となっています。

ベトナムは投資誘致において、東南アジアの「宝石」だとされています。複数の国際組織からは市場としての魅力のほか、政府の支援とスタートアップエコシステムがその魅力を増しているとしています。2023年、ベトナムは引き続きスタートアップの有望な投資先となっています。

BambuUP=イノベーション・プラットフォームの2022年版の報告によりますと、体制面で、ベトナムは2020年と2021年の83位から2022年の51位にランクアップしたとしています。政府、省庁、各機関の体制や優遇政策はイノベーションのエコシステムの長短期的な発展を促進しています。これはベトナムの投資誘致の土台にもなっています。

ベトナムは質の高いFDIの投資先

ベトナムのスタートアップ・イノベーションへの投資ファンドの額が年を追って増加しています。2019年にその投資総額は4億2500万ドルでしたが、2020年には8億1500万ドル、そして、2020年~2022年にその値はおよそ20億ドルに上っています。

スタートアップの投資先としてのベトナム - ảnh 1Vinnie Lauria 氏(写真: baodautu.vn)

 シンガポールを拠点に東南アジアのスタートアップを支援するベンチャーキャピタルファンドであるゴールデン・ゲート・ベンチャーズの創始者兼CEO Vinnie Lauria 氏は「ベトナムが東南アジアの魅力的な投資先である理由は政治的安定、職業訓練を受けた若い労働力、整備されたインフラ、デジタル技術、イノベーション能力などがあるためである。また、世界の大手企業が中国市場への依存度を減らすため、サプライチェーンの多様化を図る中、ベトナムは魅力的な投資先である」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「イノベーションをはじめ、ベトナムの技術市場の拡大速度はとても早いです。過去10年間の拡大速度が維持された場合、今後10年間で、ベトナムの教育、科学技術、製造加工産業などは多くの発展のチャンスがあります。すでに、アメリカのグーグル、インテル、アマゾン、韓国のサムスン電子など世界の大手企業がベトナムに進出しています。これはベトナムのスタートアップ・イノベーションを含むベトナムの発展に有利な条件となっています」

イノベーションの推進のための決意

ベトナムは東南アジア地域のスタートアップにとって魅力的な投資先です。ゴールデン・ゲート・ベンチャーズによりますと、ベトナム・シンガポール・インドネシアで形成されるスタートアップのゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)は東南アジア地域のスタートアップの大きな活力となっているとしています。

NIC=ベトナム国家イノベーションセンターによりますと、ベトナムのスタートアップ企業は2021年に、投資額14億ドルを調達したとしています。また、2023年には、その値が増加するとされています。

スタートアップの投資先としてのベトナム - ảnh 2計画投資省のグエン・チー・ズン大臣(写真:MPI)

現在、ベトナムはイノベーションの推進のため多くの政策を取っています。計画投資省のグエン・チー・ズン大臣は次のように語りました。

(テープ) 

「投資ファンド、イノベーション企業は政府、省庁の重要なパートナーとなり、スタートアップ・イノベーションへの投資の政策策定で助言し、ベトナムの経営環境の改善に寄与します。今後、計画投資省はベンチャーキャピタル法の作成を検討するとともに、イノベーション支援基金の設立を提案します」

現在、ベトナムの投資ファンドは財政、知識、運営能力などあらゆる面においてスタートアップ企業を支援しベトナムのスタートアップエコシステムの質の向上に寄与しています。


 

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