タオです。
12月のハノイは乾燥していて過ごしやすい日が続いていますが、皆さんのお住まいの町はいかがですか?
先日、福島県の高橋 豊(たかはし ゆたか)お便りを頂きましたので、ご紹介します。「ニュースでカントー市の灯籠祭り開催の話題が取り上げられていましたが、とても盛大に開かれているイベントのようですね。日本での灯籠祭りはお盆祭りの精霊流しや雪国での雪灯籠祭りなどベトナムの灯籠祭りとは、趣がやや異なるようです。観光振興の目玉としても賑わいを見せているのが目に浮かびます。南部特有の民謡「ドンカタイトゥ」について振られていましたが、どのような民謡なのか興味があります。以前にもご紹介されているかもしれませんが、是非とも取り上げていただければと思います。彩鮮やかな灯籠と心に響く民謡の音色を聴きながらお祭りを見てみたいものです。」との内容でした。
高橋さん、いつもベトナムの声放送をお聴き頂きありがとうございます。今日のこの時間は、高橋さんのリクエストにお応えして、ベトナム南部のドンカータイトウをお届けします。
始めに、ベトナム南部の伝統民謡ドンカータイトゥーを簡単にご紹介します。元々はフエの宮廷雅楽から派生したもので、19世紀の終わり頃にベトナム南部で広まり、南部を代表する民間芸能になりました。ベトナム南部の人たちにとって特別な思い入れのあるドンカータイトゥーは、農作業の後などにみんなで集まって、地面に座って演奏する事が多く、農民の娯楽として行われてきました。2013年、このドンカータイトゥーがユネスコ=国連教育科学文化機関の世界無形文化遺産として登録されたんですね。
でははじめに「夜鼓懐郎」(Da Co Hoai Lang) をお届けします。
この歌は戦場に行った夫の帰り日を待ち望む女性の悲しい気持ちを表しています。
お聴きいただいた曲は「夜鼓懐郎」でした。
続いて、「憧れの故郷の歌」 (Que Huong Tieng Hat Tu Hao)をどうぞ。
お聴きいただいた曲は「憧れの故郷の歌」でした。
ではおしまいは、「満月の夜」(Ganh Nuoc Dem Trang)をどうぞお聞きください。
お聴きいただいた曲は「満月の夜」でした。
いかがでしたか、皆さん、今日はベトナム南部のドンカータイトウをお届けしました。それでは今日のリクエスト音楽はこれで終わります。また、来週お会いしましょう。