コアットさん |
ハノイ市身体障がい者協会の副会長であり、ハノイ市ホアンマイ区身体障がい者協会の会長でもあるファム・クアン・コアットさんは、身体の不自由な人を支援する諸活動に積極的に参加した青年として知られています。コアットさんは、過去16年間にわたり、両足に障害があったものの、様々な困難を乗り越え、身体の不自由な人を支援してきたからです。
コアットさん(35歳)は、北部ハナム省の出身者であり、小児麻痺の影響により、幼いときから、運動機能の障害が生じるため、日常生活の様々な行動に制限がありました。しかし、彼は、いつもののように、それらの困難を乗り越えています。2008年に、ハノイ市内の大学で勉強するため、ハノイに滞在しました。ちょうど同年に、ハノイ市のホアンマイ区身体障がい者協会が設立されました。それをきっかけに、コアットさんは、同協会にボランティアとして参加しました。10年後の2018年に、ホアンマイ区身体障がい者協会の会長に選出されました。続いて、2022年に、ハノイ市の身体障がい者協会の副会長と選出されました。彼は、才能と能力を備え、熱心な人であると評価されています。
コアットさん(右) |
コアットさんについてホアンマイ区身体障がい者協会のディン・トイ・ズン副会長は、次のように明らかにしました。
(テープ)
「コアットさんはホアンマイ区身体障がい者協会の発展の道のりに大いに貢献してきました。彼は、いつも恵まれない人々への支援を考えているようです」
これまでに、コアットさんは、同協会の指導部とともに、募金運動を行ったうえで、1万6000人の会員に能力向上や、2000人余りの身体の不自由な青年に職業訓練を支援してきました。
ホアンマイ区身体障がい者協会の会員であるグエン・キム・チーさんは次のように述べています。
(テープ)
「コアットさんは、私にとって良いお手本となっています。自分も障がい者であるにもかかわらず、他の人のために、労力や時間をさいたからです。彼はいつも仕事に情熱を注ぐ人です」
一方、ハノイ市身体障がい者協会のドアン・ゴック・ラン副会長は、次のように評価しています。
(テープ)
「コアットさんは高い能力のある若い指導者です。彼は、仕事上でいつもの創意工夫を凝らし、困難な状況を恐れない人です。さらに、同僚と会員にとっても親しみやすい人でもあります。コアットさんは、身体の不自由な人々にエネルギッシュなライブをお届けする人です」
コアットさんは、「ホーチミン主席の思想、道徳、ライフスタイルを見習おう」という運動において、多大な業績を収めたため、首相から表彰状を授与されています。自分のことについて、彼は次のように明らかにしました。
(テープ)
「自分には一般の身体の不自由な人々を支援する可能性があると思います。まだ年齢も若いからです。『何の難しいことはなにもない。忍耐力の欠如しか恐れないことだ。決意を固めたら、山を掘り、海を埋め立てしてでも上手く行くことができる』というホーチミン主席の言葉をモットーとしています。身体の不自由な青年をはじめとする一般の青年には、身体の不自由な人々への支援活動に先駆ける必要があると認識しています」
コアットさんは自分が障がい者であるものの、同じ境遇の人々のために尽力してきたお手本となっています。