ドンさんは、1987年に、バンロン村人民委員会委員長を定年退職してから現在まで、ロンチ集落向学心協会の会長、バンロン村高齢者協会の会長を務めています。その他、彼は、1ヘクタールに及ぶ果樹園を所有していますので、家族と社会のことをこなして、忙しい毎日を送っています。しかし、ドンさんは、いかなる職務に就いても、任務を立派に果たしており、集落の建設、インフラ整備、現地住民の生活ケアなどに積極的かつ効果的に貢献してきました。特に、この5年間、バンロン村高齢者協会の会長として、彼は、同協会の活動の質的向上、高齢者の物心両面での改善に配慮しています。現在、バンロン村高齢者協会は1000人の会員を擁しています。
バンロン村人民委員会のグエン・バン・トアン委員長は、「ドンさんは、現地のあらゆる運動に先駆けるお手本であり、新農村作り運動に積極的に貢献している」と明らかにしました。
(テープ)
「ドンさんは、皆のお手本となる人です。例えば、彼は、道路の建設予定地を自発的に提供する傍ら、村人にも土地の提供を働きかけました。」
その一方で、ドンさんは、1ヘクタールの土地にジャックフルーツや椰子の木の栽培に、先進技術を導入した結果、年平均3億ドン、約136万円程の収益を得ています。ドンさんは、農民による経営生産競争運動において優れた成績を収めたことで2019年に、国家主席から「第三等労働勲章」を授与されました。
ドンさんは次のように語っています。
(テープ)
「私は、実際の経験を活かしながら、科学技術を導入して、農園経済を集中的に発展させました。こうした方法はとても効果的なものです。現在、高齢者協会の会長を務めているので、忙しい時もありましたよ。でも、家族の仕事と社会的仕事を上手く調整するので、そんなに大変なことではありません。どんな時でも、任務を立派に果たしてきたんですよ。」
ドンさんはまもなく70歳になりますが、いつものように、家庭経済に励みながら、社会的活動にも積極的に参加しています。ドンさんのようにお手本になる人がさらに増えるよう期待しましょう。