ボメさん |
ボメさんは、少数民族バナ(Bana)族であり、1957年に生まれました。2001年2月に、反動勢力 「Fulro」に唆されたボメさんは、幾人かの者と共に、テイグェン地方の少数民族の自治王国と呼ばれる「独立デガ国家」の樹立を求める為、数千人の少数民族の人々を扇動しました。その後、彼は、「民族団結政策を破壊した罪」で、禁固12年の刑を執行していました。
ボメさんは過去の誤りを後悔しながら、次のように語りました。
(テープ)
「私は、悪いことをしたことを後悔していますが、後悔するには遅すぎました。現在は、反動勢力『Fulro』に関与したくないです。他の人々に、その反動勢力の陰謀を暴きたいです。今日の生活は以前より、素晴らしくなっているからです。」
ボメさんの話によりますと、2012年8月に、刑務所を出所して、釈放され、故郷に戻ってから、過去を消し去り、新しい生活作りを決意しました。彼は、現地の住民から農作業の経験を見習い、稲や、コーヒー、コショウの栽培、魚、家畜、家禽の飼育を行うことにしました。それから、真面目に働いたお陰で、ボメさん一家の生活は、早々と安定し、日々改善されるようになっています。現地行政当局は、常に、ボメさんの家族に関心を払っています。ダクドア県人民評議会のグエン・ヒュウ・トー委員長は次のように語っています。
(テープ)
「ボメさんは、かつてテイグエン地方の反動勢力に参加していため、投獄されました。彼が投獄されている間に、子どもたちは、大学で勉強し、そして、大学を卒業してからも安定した仕事に就きました。ボメさんが釈放された後、行政当局は彼の家庭経済の克服に便宜を図りました。彼は、過去の誤りを後悔し、地元の社会活動に積極的に参加してきました。」
現在、ボメさんは、経済発展を遂げただけでなく、積極的に社会活動に参加しています。この数年間、行政当局はボメさんと共に、村人に国家の路線や、政策などの宣伝活動を行ってきました。ダクドア県祖国戦線のディン・オン議長は次のように語っています。
(テープ)
「ボメさんは刑務所を出て、家に戻ってから、行政当局の政策や規定を守って、村人と仲良く暮らしています。さらに、彼は、村人に村での道路建設への土地の自発的提供を働きかけました。多くの村人は、彼の呼びかけに応えて、自らの土地を自発的に提供しましたよ。」
ボメさんはさらに次のように語りました。
(テープ)
「私は、ベトナム人としてベトナムの国を愛さなければなりません。ベトナムの発展事業に貢献する必要があります。将来、テイグエン地方は更なる強く発展するはずです。」
ボメさんは、かつて誤った行為をしましたが、今は、悔い改めて、村人のお手本となっています。