ポ・ザン・シンさん |
ポ・ザン・シンさんは、在職中に、シンタウ村の青年同盟書記、労働傷病軍人社会事業委員会委員長、人民委員会委員長、党委員会委員長などの職務を歴任しています。
シンさんは次のように語っています。
(テープ)
「私は、村で大学を卒業した最初の人です。大学卒業後、村の革命功労者や、長老、特に国境警備部隊と共に、党と国家の政策と法律を村人に積極的に宣伝しました。地元で、村人に経済発展を励むため、我が家は先駆けてやりました。当初は、精米機を購入したり、魚の養殖池、果樹園を建てました。魚の養殖、果樹の栽培、植林などを行うことで、毎年、約2億ドンの収益を得ていますよ。そうすると、多くの村人は、我が家の経済発展を遂げたことを目撃してから、同じ生産活動を行うことにしましたよ。」
シンさん一家の魚養殖池 |
長年にわたって、ポ・ザン・シンさんの家族は、経営・生産活動において素晴らしい成果を収めたことで、ディエンビエン省人民委員会とムオンネ県人民委員会から、多くの表彰状を授与されました。
20年余りにわたって、シンタウ村の人民委員会委員長兼党委員会委員長を務めていた時代に、シンさんは、現地の住民を指導して、時代遅れの習慣の解消や、麻薬乱用の防止対策を良好に実現してきました。その結果、シンタウ村はすっかり変化し、村人たちは余裕ある生活を送れるようになっています。シンプルな生活スタイルを保ち、創意工夫を凝らして、勤勉に働いたシンさんは、村人のお手本となっています。シンタウ村在住のハニ族の一人は次のように明らかにしました。
(テープ)
「シンさんは、ハニ族のコミュニティーの中で威信のある人です。彼は、定年退職した幹部であり、老革命家でもあって、ハニ族のコミュニティーの貧困解消、経済社会発展事業に多大な貢献をしてきました。」
村人に経済発展を励ます傍ら、シンさんは、ハニ族の伝統的文化の保存に配慮しました。彼は、ハニ族の口承の物語や、良い風俗習慣、民謡などの収集に着手しました。シンさんは次のように語っています。
(テープ)
「私は、民間文化の研究者です。長老と共に、ハニ族の伝統的文化と習慣、例えば、踊り、祭り、縫い物職業などの復活に参加してきました。定年退職してからも、党と国家の政策を深く理解した上で、現地住民に宣伝したいのです。」
シンさんは、定年退職しましたが、今なおシンタウ村における人々から信頼される長老となっています。如何なる職務を務めていたときも、シンさんは、情熱的な党員、指導者として大活躍しました。シンさんの様な人々は、貧困解消、経済発展に向けたお手本となっています。