イスラエル軍 レバノンとガザ地区の2方面で攻勢続ける

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(VOVWORLD) - レバノン政府は、イスラエル軍の攻撃によって、これまでに3452人が死亡したとしています。

イスラエル軍は16日、戦闘が続くレバノンとパレスチナのガザ地区であわせて160以上の標的を攻撃したと発表するなど、2つの方面で攻勢を続けています。レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間の停戦の草案がアメリカから示され、レバノン政府が数日以内に返答すると伝えられる中、圧力を強めているものとみられます。

イスラエル軍は16日、レバノン南部で武器庫や地下トンネルなどヒズボラの多数の施設を破壊したほか、パレスチナのガザ地区でも南部のラファで多数の戦闘員を殺害したと発表しました。

また、レバノンとガザ地区であわせて160以上の標的を攻撃したと主張するなど2つの方面で攻勢を続けています。

イスラエル軍とヒズボラとの戦闘をめぐっては、アメリカが示した停戦の草案に対してレバノン政府が数日以内に返答すると地元メディアなどが伝えています。

一方、アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、ヒズボラ側が停戦に応じるよう圧力をかけるためイスラエル軍がレバノン南部での地上作戦を拡大していると報じていて、停戦が実現するかは、依然見通せない状況です。

レバノン政府は、イスラエル軍の攻撃によって、これまでに3452人が死亡したとしています。

また、去年10月から戦闘が続くガザ地区では、これまでに4万3799人が死亡したと地元の保健当局が発表していて、犠牲者が増え続けています。(NHK)

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