ハノイを訪れた観光客(VGP) |
ベトナム国家観光局の報告によりますと、この連休期間中にベトナムを訪れた観光客の数は約1050万人に達し、昨年同期と比べて31%増となりました。多くの観光地では宿泊施設の稼働率が95%に達しました。
その中で、ホーチミン市を訪れた観光客は約200万人で、そのうち12万人が外国人観光客でした。観光による総収入は2億8600万ドル(約7,1380億ドン)にのぼり、宿泊稼働率は記録的な95%に達し、記録的な数字となりました。南部完全解放・国家統一50周年を記念するため、ホーチミン市ではパレード、歴史をたどる観光ツアー、歌舞公演など様々なイベントが開催され、国内外の観光客に深い印象を与えました。
一方、この連休に、「遺産の街」として知られる中部にある古都フエを訪れた観光客数は前年同期と比べて219%増となり、観光の売上高は2789万ドル(約7300億ドン)に達しました。フエ市で事業活動を行っている旅行会社の代表のズオン・ティ・コン・リー氏は次のように述べました。
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「歴史的遺跡やフォン川の夜景を眺めるだけでなく、フエの音楽も観光客にとって魅力的です。今後、2階建て観光バスで、フエの伝統的民謡であるカーフエや宮廷音楽の公演とフエの特産料理を拡充していく予定です。」
一方、ハノイを訪れた観光客の数は約90万人にのぼっており、観光の売上高は1億2030万ドル(約31500億ドン)となりました。そのうち、外国人観光客は前年同期と比べて55%増となりました。
北部山岳地帯にあるライチャウ省を訪れた観光客の数は7万3000人に達し、観光の売上高は13%増となりました。ライチャウ省文化・スポーツ・観光局のチャン・クアン・カン副局長は、次のように述べました。
(テープ)
「我々は、観光地のインフラ整備を推進し、新たな観光商品を認定・開発していく方針です。また、ライチャウの観光資源を広くPRするため、観光振興会議や見本市への参加を強化します。さらに、ハノイやホーチミン市、南中部にある各地方などとの観光連携も引き続き展開していきます」
今年の4月30日~5月1日までの連休における観光活動成果は、ベトナムの観光の潜在力の活用に対する政府・地方行政府・旅行会社との連携の成果と言えることでしょう。