ベトナム共産党第15回中央委員会総会: 三つの重要課題に焦点

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(VOVWORLD) - 12月22日午前、ハノイにある党中央本部で、第13期党中央委員会第15回総会が厳かに開幕しました。
ベトナム共産党第15回中央委員会総会: 三つの重要課題に焦点 - ảnh 1総会の様子

今回の総会は、第13回党大会(2021~2026年)任期における最後の総会であり、第14回党大会(2026~2031年)成功に向けて、関連課題について検討し、意見の集約を目的としています。

開会式では、トー・ラム党書記長が重要な演説を行いました。トー・ラム書記長によりますと、第15回総会では、三つの大きく重要な内容に重点を置いて協議が行われます。第一は、第14回党大会に向けた人事に関する問題。第二は、第14回党大会に提出される各文書案の内容。第三は、第14回党大会の準備作業、その中に、大会の運営規則や選挙規則、100年にわたるベトナム共産党の指導の総括、40年にわたる社会主義への過渡期における国家建設綱領の実施総括などが含まれます。
第14期指導部人事について高い一致
第14回党大会の人事に関して、トー・ラム書記長は、第13回および第14回総会において、政治局の提案に基づき、第14期中央委員会、政治局、書記局の人事案が、党規約や関連規定、人事方針に沿って、高い集中度と一致のもとで承認されたと説明しました。また、第14回総会の決議を受け、政治局は第14回党大会に向けた残る準備作業を集中的に指導してきたと述べました。
党大会人事小委員会や政治局の会合では、党の主要指導者や政治局員が、慎重かつ全面的、具体的に分析と検討を重ね、その結果、第14期中央委員会、政治局、書記局、ならびに2026~2031年期の党・国家の主要指導部人事について、高い一致を得たということです。
第15回総会において、書記長は、中央委員に対し、第13期中央委員会による人事報告案について討議し、意見を寄せるよう求めました。この報告案は、第14回党大会および第14期最初の総会に提出され、規定に基づいて選挙が行われる予定です。トー・ラム書記長は、次のように強調しました。
(テープ) 
「人事準備は特に重要で責任の重い任務であり、中央委員のみならず党全体の責任です。新たな発展段階において、国の目標と任務を実行するための最高指導部の人選は、これまで以上に慎重で、確実、正確であり、党の規定を厳格に順守する必要があります」
文書案に結集された国民の知恵
第14回党大会に提出される文書案について、トー・ラム書記長は、政治報告、経済・社会報告、党建設報告の三つの文書を一体化し、統一された政治報告書とするという党中央委員会の決定が、党員および国民から高く評価されていると述べました。
ベトナム共産党第15回中央委員会総会: 三つの重要課題に焦点 - ảnh 2トー・ラム書記長

この文書案には、2025年10月15日から11月15日までの期間に、延べおよそ1400万件、約500万人の党員や国民から意見が寄せられました。文書小委員会、政治局、書記局は、これらの意見を最大限に取り入れ、文書案を完成させ、第15回総会に提出したということです。

トー・ラム書記長は、また、次のように語りました。
(テープ)
「今回の文書作成方法は、画期的で革新的な取り組みであり、歴代の党大会の中でも、最も多く国民の意見を反映した任期です。集団の英知と国民の知恵が、第14回党大会の文書に結実しています」
そのうえで、中央委員に対し、政治報告書および第14回党大会に提出される各文書、とりわけ党大会決議を実行するための行動計画について、引き続き意見を寄せ、完成度を高めるよう求めました。
第14回党大会は、来年1月19日から25日まで、首都ハノイで開催される予定で、全国500万人余りの党員を代表する1586人の党員が出席する見通しです。
トー・ラム書記長は、党大会の運営、警備、安全対策を含む準備作業を周到に進め、党の規定に従って万全を期す必要があると明らかにしました。
そして、中央委員会に対し、各小委員会の報告や、政治局・書記局が提出した内容を慎重に検討し、補足・完成に力を尽くし、第14回党大会の成功に貢献するよう要請しました。

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