多くの身体障がい青年がDXトレーニングコースに参加する |
ベトナムでは、身体障がい青年を含む一般青年を対象に、AI人工知能や、DXデジタルトランスフォーメーション・トレーニングコースがオンラインと対面を組み合わて行われています。著名なAI専門家やデジタルコンテンツクリエイターは、身体障がい青年が日々の業務で最も基礎的で実践的、かつ容易に応用できる知識を共有しました。
ドアン・ゴック・チエンさんは、車椅子での移動を余儀なくされているにもかかわらず、専門家によるいかなる研修会も欠席することはありませんでした。ベトナム身体障がい青年協会の主催によるデジタルトレーニングクラスに参加するたびに、チエンさんは熱心に耳を傾け、業務に必要な新しい知識を細心の注意を払って記録します。
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「私の主な仕事はペットショップの経営です。特に、TikTokなどのプラットフォーム上で、デジタルビジネスが非常に発展していることに気づきました。私の願いは、コンテンツの開発やバイラルビデオの作成に人工知能技術を応用することです。ベトナム身体障がい青年協会が障害者のためのデジタルトレーニングプログラムを実施していることを知り、参加を申し込んだのでした」
チエンさんは、デジタルトレーニングクラスに参加して以来、データを分析し、コンテンツを作成できるとともに、迅速な文書の作成、アイデア構築などのスキルを身につけるようになりました。このようなクラスで得られた知識は、職業教育・障がい者能力開発センターでの広報活動に非常に役立っているようです。
(テープ)
「私は、センターの広報記事の投稿、資金調達のためのプロジェクトの実施、センターの発展戦略の策定などの仕事を負担しています。そのため、このトレーニングコースに参加し、AI専門家からアドバイスやサポートを受けたことで、デジタル技術への理解が深まり、Copilotなどのツールを使って、広報コンテンツの作成、業務発展のためのアイデア出しなどに活用できるようになりました」
専門家によりますと、今後数年間で、現在の仕事の65%がテクノロジーに取って代わられるとのことです。ベトナム障がい青年協会が、人工知能、ブロックチェーン技術、情報セキュリティ、デジタルコンテンツ制作、グラフィックデザイン、プログラミングに関わる様々な分野で活躍するトップ専門家が身体障がい青年向けのデジタルトランスフォーメーション・トレーニングコースに集まってきていることは非常に有益であると評価されています。
ファム・バン・タン会長 |
ベトナム障がい青年協会のファム・バン・タン会長は次のように述べています。
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「私たちは、専門家と連携して、今後3ヶ月以内に、オンラインと対面を組み合わせたDXトレーニングコースを行う予定です。参加者は、人工知能の活用方法や、情報セキュリティと個人情報保護に関する情報などを身につけることもできます」
レ・コン・タンさん(右) |
デジタルトレーニングクラスにボランティア講師として参加しているというレ・コン・タンさんは次のように語っています。
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「すべての労働者は、仕事や学習、あるいは日常生活のさまざまなレベルで人工知能を利用する必要があります。したがって、最新の人工知能ツールを使用するスキルは重要なスキルです。しかし、実際にAIを使用している人はまだ多くありません。ベトナムの多くの障がい者だけでなく、デジタル技術について知らない人々にも人工知能の知識を広めたいと思っています」
デジタルトランスフォーメーションはあらゆる分野に広がり、多くの人々、特に身体の不自由な人々が、アクセス、適応、統合においてより主体的に行動するための多くの機会をもたらしています。「デジタルトレーニングクラス」は、障がい青年だけでなく、全ての人にデジタル知識を日々広め、ベトナムが近代的で、統合され、発展したデジタル社会を構築するのに役立っているとのことです。