カムライン国際空港と韓国の釜山を結ぶ定期直行便の開設式 |
これらの新しい路線は、観光や文化の発展に寄与するだけでなく、ベトナムと世界各国・地域との経済連携の促進にも大きく貢献しています。
6月3日、中部沿岸地方カインホア省で、カムライン国際空港と韓国の釜山を結ぶ定期直行便の運航が新たに開始されました。現在、カムライン空港には、韓国から1日29便の航空機が着陸しており、両地間の移動需要の高まりを示しています。
カインホア省と韓国主要都市を結ぶ直行便の増便は、観光客に利便性を提供するだけでなく、ニャチャン市を含むカインホア省の観光地としての地位をより一層高めるものとなります。カインホア省文化・スポーツ・観光局のクン・クイン・アイン副局長は次のように語りました。
(テープ)
「韓国からの直行便は安定的に成長しており、外国人観光客を呼び込む大きなチャンスとなっています。とりわけ、これらの航空便を通じて、韓国から多くのファムトリップが現地調査に訪れており、カインホアの魅力ある観光地を紹介する良い機会となっています」
一方、今月1日、ベトナム航空がホーチミン市とインドネシアのバリ島の観光中心地であるデンパサールを結ぶ直行便を開設しました。運航は週4便に運行され、7月からは週7便に増便される予定です。この新路線は、東南アジア地域におけるベトナム航空のネットワークを拡大させるとともに、パンデミック後に急速に回復している両国間の旅行需要を活用することに貢献しています。
さらに5月9日に行われたベトナムのトー・ラム書記長のロシア公式訪問および「大祖国戦争勝利80周年記念式典」出席に合わせ、ハノイとモスクワを結ぶ直行便再開が発表されました。式典には、ベトナム航空も参加し、直行便の運航再開を正式に公表しました。
この直行便の再開は、貿易と観光の推進に寄与するだけでなく、両国間の戦略的連携を長期的に強化するというベトナムの強い意志を示すものです。現在、ハノイとモスクワを結ぶ直行便は週2便、火曜と木曜にボーイング787型機で運航されており、7月からは週3便への増便が予定されています。
今年、ベトナム航空は新規および再開を含め、国際線15路線の運航を予定しており、国際交流と貿易の拡大に貢献するとともに、ベトナムが世界とのつながりを一層強化するための重要な役割を担っています。