新時代の国家発展におけるホー・チ・ミン思想の足跡

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(VOVWORLD) - 今日5月19日は、民族解放の英雄であり、世界的な文化人としても知られるホー・チ・ミン主席の生誕135周年にあたります。主席は、民族解放の偉大な指導者であるだけでなく、その思想と道徳的模範は、今なお国の未来にとって揺るぎない基盤となっています。
ホー・チ・ミン思想の核心には、民族の独立と社会主義の理想を結びつけ、最終的に国民一人ひとりの自由、豊かさ、幸福を実現するという強い願いが込められています。

党のあらゆる正しい方針には、ホー・チ・ミン主席の思想の継承が色濃く反映

主席の思想と模範は、これまでベトナム民族を導き、数々の歴史的な成果へとつなげてきました。経済面で、ベトナムは、党とホー・チ・ミン主席が選んだ道を堅持することで、飛躍的な発展を遂げてきました。ドイモイ=刷新以前の貧困と後進性を脱し、現在では中所得国として急成長を遂げ、世界経済に深く統合されています。

1986年から2023年にかけて、GDP=国内総生産の年平均成長率は約6.5~7%を記録し、ベトナムは世界の経済大国上位35か国に入り、貿易規模では世界上位20か国の一つに数えられるようになりました。1億人を超える国民への食料安全保障を確保するのみならず、コメをはじめとする農産物の主要輸出国としても国際的な地位を確立しています。こうした成果は、独立と自立の精神を堅持しつつ、国際社会との積極的な連携・統合を推進するという、ホー・チ・ミン思想を創造的に実践してきた結果であると言えます。

社会分野においては、ホー・チ・ミン主席の「()をもって()()すという思想が、党の社会保障政策や貧困削減政策に明確に表れています。新農村づくり、持続可能な貧困削減、少数民族居住地や山間部地域の社会経済発展など、国家レベルのさまざまな重点プログラムが全国的に展開されています。

特に、「仮設住宅・老朽化した住宅の除去」は全国規模で強力に推進されており、2025年までに、いかなる国民も困難な住環境に置かれず、住まいのない状況に陥らないようにするという目標に向かって取り組みが進められています。

新時代の発展へのインスピレーションとしてのホー・チ・ミン思想

ベトナムが2030年までの社会経済発展戦略、および2045年を見据えた長期ビジョンで掲げる目標は、「豊かな国民、強固な国家、民主、公正、文明社会」という理念に集約されます。これはまさにホー・チ・ミン主席が生前に描いた、平和で統一され、繁栄するベトナムの姿と重なります。ホー・チ・ミン国家政治学院のグエン・スアン・タン院長は次のように述べています。

(テープ)

「ホー・チ・ミン主席の思想は、2030年までの国家建設発展と祖国防衛、および2045年を見据えたビジョンにおいて、極めて重要な理論的基盤となっています。これはまた、党大会の文書の作成と制度化を支える理論的根拠を提供する過程でもあり、党中央委員会の次の任期における思想的基盤として、刷新路線に関する理論の完成にも貢献するものです」

ホー・チ・ミン主席の精神を学び、全党員、全国民は今、自立自強の意志を高く掲げ、革新と創造の力で、工業化近代化の道を力強く前進しています。「考える勇気」「行動する勇気」「国と人民への献身」というホーチミン主席の精神は、今もなお次世代に受け継がれ、大志を持って国を力強く発展させる原動力となっています。トー・ラム党書記長は次のように強調しました。

(テープ)

「ホー・チ・ミン主席を学び、全党、全国民、全軍は、いかなる状況においても、民族独立と社会主義の目標を常に揺るぎなく追求しています。『独立と自由ほど尊いものはない』という主席の意志を胸に、民族大団結の力をさらに強化し、党の指導の下、時代の力とも結びつけながら、『党の創立100周年』、『建国100周年』という戦略的目標を必ずや成功に導かなければなりません。いかなる困難があろうとも、『豊かな国民、強固な国家、民主、公正、文明社会』であるベトナムを築くという目標は、必ず実現されるべきものなのです」

ベトナム共産党と国家は、ホー・チ・ミン主席が選択した社会主義の道に対する揺るぎない信念を貫き、新時代の転換期において、戦略的な突破口を果断に推進しています。そのすべての改革、前進の一歩一歩が、「我が国を今より十倍良くする」、「五大陸の強国と肩を並べる」というホーチミン主席の願いを実現するための努力にほかなりません。

ホー・チ・ミン主席の思想、倫理、そしてライフスタイルは、ベトナム民族にとって未来への貴重な道しるべであり続けています。ホーチミン主席は、国家建設防衛事業のあらゆる取り組みや成果の中に、今なお生き続けているのです。

ご感想

及川三晶(おいかわかずあき)
ホー・チ・ミン主席の思想は、ベトナム共産党の方針に深く反映され、国の歴史的成果と発展の基盤を築いてきました。経済面では、刷新(ドイモイ)以前の貧困から脱却し、GDPの年平均成長率約6.5~7%を達成するなど、世界経済に統合された中所得国として飛躍的成長を遂げています。また、コメなどの農産物輸出国として国際的地位も確立しています。
社会分野では、ホー・チ・ミン主席の「民をもって本と為す」思想が社会保障政策や貧困削減に反映され、新農村づくりや少数民族居住地の発展など重点プログラムが進められています。特に仮設住宅や老朽住宅の除去が全国規模で推進され、2025年までの住環境改善を目指しています。これらの成果は、独立・自立の精神を堅持しつつ、国際社会との連携を積極的に推進するというホー・チ・ミン思想の創造的実践によるものです。