信仰への復帰、村落の平穏の維持 ザライ省の取り組み

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(VOVWORLD) ー中部高原地帯テイグエン地方ザライ省における、「信仰への復帰、村落の平穏の維持」というモデルは、2022年にフーティエン県で形成された後、チューセ県、イアグライ県、ダクドア県へと拡大してきました。このモデルは住民によって応援され、積極的な参加を得て、多くの成果を上げています。
信仰への復帰、村落の平穏の維持   ザライ省の取り組み - ảnh 1公安部隊と有力者

このモデルは、党員、幹部、有力者、聖職者、そして純粋な宗教活動に復帰し進歩的な思想を持つ人々で構成されており、宗教を悪用して政権に抵抗しようとする敵対勢力の影響を受けることなく、住民の信仰・宗教上のニーズを満たすことを目指しています。ザライ省人民委員会のラ・ラン・チュン委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「『信仰への復帰、村落の平穏の維持』モデルの共通点は、全ての村民と政治システム全体の力を動員して、かつて反動勢力『Fulro』などに参加し、現地の社会秩序を乱したことなどの罪を犯していた人々を、粘り強く説得し、正統な宗教活動に復帰させることです。このモデルは、住民と行政当局を結び付ける架け橋となり、ザライ省で暮らしている少数民族の宗教信仰活動の平等に関する党と国家の方針を具体的に示すものです」

信仰への復帰、村落の平穏の維持   ザライ省の取り組み - ảnh 2
個々人の家を訪れたり、村民による会合を開いたり働きかけます。

「信仰への復帰、村落の平穏の維持」モデルの啓発活動は多岐にわたって行われています。例えば、個々人の家を訪れたり、村民による会合を開いたり働きかけることや、ソーシャルメディアを通して宣伝することなどです。特に、少数民族居住地における聖職者や有力者との緊密な連携を通じて、かつて反動勢力に参加して、非行をしていた人々に対して純粋な宗教活動への復帰を働きかけました。その結果、これまでに、それらの多くの人は、事件への反省を踏まえて生活を立て直し、社会秩序運動に積極的に参加しています。

信仰への復帰、村落の平穏の維持   ザライ省の取り組み - ảnh 3

チューセ県イアグラアイ村に住むクパ・ピさんは、その一例です。

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「私は以前、反動勢力に参加していました。しかし、それは誤った行いだと反省してきました。私が社会に復帰してきたとき、村の幹部が励ましてくれ、困難な状況では助けてくれました。」
他方、フーティエン県イアアケ村在住のシウ・ウンさんは、かつて反動勢力『Fulro』の指導者として、2001年に、いわゆる「デガ国家」の樹立を求めるために暴動を引き起こしていました。現在、彼は更生し、ベトナムにおけるジャライ族を含む人々の宗教信仰の自由が常に党と国家によって尊重され、保障されていることを認識してきました。
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「以前、海外の敵対勢力にそそのかされ、村々で独立したデガ国家の樹立を求めるビラを撒きました。なぜあんなことをしてしまったのか、悪者に利用されたのかと、今はとても後悔しています。2015年から、私は信仰に立ち返り、党と国家が活動を許可している純粋な宗教に復帰しました。党、国家、政府があらゆる面で宗教活動を支援してくれています。ザライ省やダクラク省の皆さんに、純粋な宗教に復帰してほしいです」
住民が快適な生活を送るよう働きかけるだけでなく、「信仰への復帰、村落の平穏の維持」モデルは、村民たちの生活の安定と経済発展も支援しています。

ダクドア県イアペット村婦人会会長のチュオン・ティ・タイン・ホアさんは次のように明らかにしました。
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「夫や子供、あるいは本人自身がデガ派プロテスタントに参加していた女性たちには、経済発展の手段として繁殖用の豚を提供します。これにより、女性たちの意識が変わり、ひいては夫や子供たちにも良い影響を与えています」

「信仰への復帰、村落の平穏の維持」モデルが実現されて以来、現在までに70余りの啓発チームが発足され、違法なデガ派プロテスタントに参加していた約800人が国家から公認されている宗教組織に復帰してきました。

ザライ省公安局のグエン・ゴック・ソン副局長は次のように述べています。
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「このモデルは住民の賛同と支持を得ています。宗教的な信念の問題を解決し、大衆が信仰に立ち返り、正統な宗教組織に復帰するのを後押ししています」
「信仰への復帰、村落の平穏の維持」モデルは、かつて非行をした人々が信仰に立ち返るための条件を整え、全民族大団結を強化しています。このモデルは、今後もザライ省全域に拡大される方針です。

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