ベトナムの水産物輸出が好調

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(VOVWORLD) -この5か月間、ベトナムの水産部門の輸出総額は41億米ドルを超え、前年同期と比べて15%増となりました。

主な輸出先として、中国、アメリカ、日本が挙げられ、これらの市場では11%から61%という記録的な伸びが見られています。また、EU=欧州連合や中東諸国などの市場の水産物の輸入の需要が再び高まる傾向にあります。
今年、ベトナムは水産物の輸出額を110億米ドルとする目標を掲げています。現時点で、その輸出額が40億米ドルを達成しており、今年の目標を遂行するためには、さらに70億ドルの輸出額が必要です。この目標を早期に達成するため、国内の水産加工工場はそれぞれの戦略で生産体制を加速させています。
南部カマウ省に本拠を置くミンフー社は、今年のエビ輸出額を6億ドルとするため、既存の市場に注力する一方で、ほかの多くの対策も積極的に導入しています。
一方、ベトナムクリーン水産株式会社は、加工技術への投資を強化するだけでなく、自由貿易協定の活用により輸出額の拡大を狙っています。同社のボー・バン・フック社長は次のように語りました。
(テープ)
「EU市場における関税は段階的に引き下げられており、ベトナム産エビ産業に有利な条件が提示されています。今後、政府がアメリカを始め、各国との二国間自由貿易協定の締結に強く期待しています」
また、年末まで、多くのイベントや祭典が行われ、水産部門にとって需要が爆発的に高まる見通しです。アンザン省人民委員会のホー・バン・ムン委員長は、次のように述べました。
(テープ)
「輸出市場を多様化し、特定の市場に依存しない体制を作るべきです。それが生産拡大のチャンスにもつながります」
今年の水産部門の輸出目標達成に向けて、企業は市場の多角化、製品の多様化、新市場の開拓などを進めており、持続的な成長と付加価値の向上を図っています。

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