仮設住宅が立派な住宅に建て替えられた。 |
ギアロ町ギアロ村に住むチン・バン・ヒエンさんの新しい家は、約100平方メートルの面積で、寝室3部屋、リビングルーム1部屋、キッチン1部屋を備えています。以前、彼は、腕の良い大工だったので、彼の収入で、4人家族の生活費を賄っていました。しかし、数年前の労働災害で体力が弱まってしまったため、大工を辞めざるを得ませんでした。そのため、困窮した生活を送っており、家を新築するなど、計画の多くを延期せざるを得ませんでした。さいわいなことで、イエンバイ省は、2023年~2025年期の貧困世帯向けの住宅建設計画を実現したことにより、ヒエンさん一家は、国から5000万ドン、およそ30万円の支援金を受けました。さらに、団体、個人、親族からの支援と借金を加えたことで、新しい家が完成しました。
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「国とコミュニティの支援により、私たちはより快適な家に住めるようになりました。とても嬉しく、励みになっています。これからも、貧困状態から抜け出すために、さらにがんばっていきます」
ヒエンさん一家と同じように、バンイエン県ナハウ村に住むスン・ア・コアンさん一家も、しっかりとした新しい家を新築しました。コアンさんは、長年にわたり、家族全員が頑丈な家で暮らせることを夢見てきましたが、ついにその夢が現実になったと明らかにし、次のように述べています。
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「我が家は国、篤志家、地方行政府から支援金を受けて、キレイな家を新築するようになりました。とてもありがたいことだと思っています」
イエンバイ省の指導者、2025年度の省内の仮設住宅・老朽化した家の撤去に寄付金を寄贈。 |
イエンバイ省は、山岳地帯に位置しており、経済状況が厳しいにもかかわらず、持続可能な貧困削減などに関する多くの政策を実施してきました。2023年~2025年期の貧困世帯と貧困ラインに近い世帯向けの住宅支援政策は、実施されてからこの2年間で、3000戸あまり家が新築・改修され、目標を100%達成しました。コミュニティから寄せられた寄付金は当初の見積もりを2.5倍も上回ったということです。
ギアロ町人民委員会のルオン・マイン・ハ副委員長は次のように明らかにしました。
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「貧困世帯向けの家の建設のために、国からの支援金の傍ら、地元の行政当局は、コミュニティに対しても寄付金を募り、公安、部隊、団体などの奉仕活動を働きかけました」
現在、イエンバイ省全体には、革命功労者、戦没者の遺族、貧困世帯、貧困ラインに近い世帯、恵まれない人を含む2200戸あまりの世帯が今なお仮設住宅、老朽化した家に住んでいます。ですから、イエンバイ省の行政当局は、今年8月30日までに、仮設住宅と老朽化した家の撤去を完了させることを目標としています。同省党委員会のチャン・フィ・トアン委員長は次のように明らかにしました。
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「私たちは、仮設住宅、老朽化した家の撤廃のために、コミュニティに対して、建設費や、人的支援などを呼び掛けました。全ての人は、この呼びかけに積極的に呼応してくれました」
イエンバイ省は 2025年の貧困率を2024年比で2.57%削減するよう努力しています。この数は約2849世帯に相当するとのことです。