新年を祝うベトナムの新聞各紙

Chia sẻ
新年を祝うベトナムの新聞各紙は揃って党と国家の最高指導者による新年のメッセージを掲載しています。

新年を祝うベトナムの新聞各紙 - ảnh 1
新年を祝うサッカー新聞

・       新年を祝うベトナムの新聞各紙は揃って党と国家の最高指導者による新年のメッセージを掲載しています。ベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長は、新年のメッセージの中で「全党、全国民、全軍が心を一つにして、団結し合い、党に対する信頼を確実にし、国の発展に寄与することを期待する」と述べました。また、チョン書記長は「今日、ベトナムの最優先課題はマクロ経済の安定化、インフレの抑制、合理的な成長スピードの維持、社会福祉の確保などということである。」と明らかにしました。一方、グェン・シン・フン国会議長はベトナム通信社のインタービューに応えた際「2013年に、国会は国民生活に直接的に関連した複数の重要な決議を採択した。国会が国会によって選出され、または批准された役職者に対する信任投票を初めて行なった。特に、国会はベトナム社会主義共和国の新たな憲法を採択した。これは国民の民意と要望を示し、国の建設発展事業の重要な政治的法的土台を作り出してきた。」と明らかにしました。

・       新年を祝う新聞各紙はまた、2013年のベトナム経済社会の結果と2014年の経済社会の展望に関する多くの記事を掲載しています。投資新聞の中で、ブイ・クアン・ビン計画投資大臣は「世界と国内の経済が様々な困難に直面している背景で、2013年のGDP成長率が5,42%に達した事はかなり合理的なスピードである。」と強調し、「2013年のベトナム経済の明るい兆しは輸出額が1320億ドルを越え、FDI外国直接投の誘致額はおよそ230億ドルに達した他、CPI消費者物価指数の低下率は5,6%にとどまり、過去10年振りに最低だった。」と明らかにしました。一方、ベトナムエコノミック・タイムズ紙(ThoiBaoKinhTe)は「ベトナムは引き続き外国投資家の魅力的な投資先である。2013年に実施した大規模なFDIプロジェクトは、韓国による北部タイグェン(ThaiNguyen)省への20億ドルの投資プロジェクト、日本による投資増額28億ドルのタインホア(ThanhHoa)省ギーソン精油プロジェク、ロシアによる中部ビンディン(BinhDinh)省での10億ドルの自動車組立て・部品生産プロジェクトなどです。そして、証券投資新聞は2014年のベトナムマクロ経済に対する国際組織の予測を引用しました。WB世界銀行は「ベトナムのGDP伸び率が5,4%に達し、インフレ率が1桁台(けただい)に抑制される。」と予測しています。その一方で、ADBアジア開発銀行は「ベトナムのGDP伸び率が5,5%に、インフレ率が7,2%に達する。」と明らかにしました。

・       共産党機関紙「ニャン・ザン」は社説の中で、「2014年、ベトナム共産党の指導の下で、民族大団結の力が発揮され、ベトナムが困難を乗り越えて発展してゆく」との楽観視しています。また、人民軍機関紙「クアン・ドイ・ニャン・ザン」は「経済の再構築、飢餓一掃貧困解消、汚職防止対策などに関する党と国家の政策は足並みを揃えて展開されており、一定の結果を遂げた。」と明らかにしました。

・       外交面で、新年を祝う各新聞は2013年中にベトナムの外交活動の成果を取り上げました。これに基づき、ベトナムは候補14カ国の内、国連人権理事会に賛成多数で選出され、2015年3月の列国議会同盟の32回総会及び2017年のAPECアジア太平洋経済協力首脳会議の主催国として選ばれました。

・       ベトナム人のテトを迎える習慣や、春の祭、国外在住ベトナム人がテトを迎える風景などもテトを祝う新聞各紙に掲載されています。その他、テトをテーマにする対句や、春の詩、クイズ、笑い話などが文化の新聞を始めとする一般の新聞にも掲載されています。

・       午年に当たり、各新聞は午に因んだ話を掲載しています。スポーツ新聞の「TheThaoNgayNay」紙は「午は十二支の中に、7番目に数えられているが、賢くて勇敢(ゆうかん)な動物であり、忠誠心を持っている。2014年は午年の人にとって幸運な年である」と明らかにしました。一方、文化・スポーツ新聞は「午年の人は率直でユーモアな人である」と分析しました。

2014年のテトを祝う新聞各紙は内容と写真が豊富で、綺麗に印刷されました。

ご感想