フィエンカイ集落祖国戦線委員会のチャン・ラオ・トウ委員長によりますと、彼の家族は、以前、生活の上で、が様々な困難に直面していましたが、家畜の畜産と果樹の栽培のお陰で現在の生活は改善されるようになったそうです。
トウさんは次のように語りました。
(テープ)
「我が家の生活が以前より改善されるようになったのは、家族全員が常に党の主張や、国の法律を遵守しながら、生産活動に励んだ結果です。行政当局のスタッフは、毎週、それぞれの村人の家を訪ねて、党の主張や国の法律を宣伝しながら、トウモロコシや稲、そして果樹の栽培などを積極的に行うよう働きかけます。」
ところで、フィエンカイ集落には88世帯の少数民族モン族が住んでいます。住民たちは、およそ100ヘクタールの農地に稲とトウモロコシを栽培して、主に農作業で生計を立ています。集落管理委員会は、村人に経済的に価値の高い果樹の栽培を奨励しており、新品種植物の栽培方法を案内する訓練コースを開きました。その結果、多くの農家は、作物の転作を決め、丘の傾斜地に果樹を栽培することにしました。そのお陰で、住民たちの生活は以前よりも余裕が出てきました。
他方、ロンサップ村の公安らも、現地住民との会合を定期的に開催し、国の法律を宣伝したり、地元での社会秩序の維持に貢献してゆくよう呼びかけます。
ロンサップ村公安庁のハ・バン・チョン大尉は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、村人のそれぞれの家に行って、麻薬の乱用など社会悪を避けるよう法律に違反しないで、困難を乗り越えるために経済発展に励むよう宣伝しましたよ。」
パッションフルーツの栽培モデルは盛んになっている(baosonla.org.vn撮影) |
モクチャウ県党常務委員会は、フィエンカイ集落を含む特別に困難な状態にある10の集落における社会秩序の確保、経済社会の発展に関する指示を発布しました。同委員会のファム・ティ・ヌン副委員長は、モクチャウ県が、住民の生活水準を高めながら、社会秩序の確保に努力していると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、社会経済発展政策と社会秩序の維持を両立させて、効果的に実施しています。今後、それぞれの家庭の境遇を点検、把握した上で、困難な状態にある家庭への支援政策をとる方針です。」
これまでに、フィエンカイ集落の殆どの家庭は、稲やトウモロコシの他に、パッションフルーツ、スモモなどの果樹を栽培する他、家畜と家禽を飼育しています。現在、ロンサップ村の行政当局は、村人の農産物を買い付けのために、モクチャウ県に対し農産物加工工場の建設を申請しています。当面、村の行政当局は、生産協同組合を設立し、2021年~2025年までの期間に、パッションフルーツとお茶を主に栽培する計画を立てました。
フィエンカイ集落の住民が作った農産物は、現地と周辺の地域で消費され、農家の生活改善に貢献してゆくよう期待されています。