タオです。

毎年、10月が待ち遠しいです。もっとも美しい季節の１つだからです。猛暑が去り、残暑があるとはいえ蒸し暑さもやや去った気がします。皆さんのお住まいの街はいかがでしょうか？

さて先日、福岡県の木下 裕道（きのした ひろみち）さんからお便りをいただきましたので、ご紹介します。「ベトナムの声日本語課の皆様こんにちは。 6月20日の音楽散歩道を夜9時の放送を12020kHz で短波ラジオにて拝聴しました。フェの宮廷雅楽ニャーニャックはとても素晴らしいですね。宮廷雅楽といった格式高い演奏と雰囲気があり、もっと聴きたくなりました。リクエスト音楽で取りあげて頂けないでしょうか?」との内容でした。

木下 さん、いつもベトナムの声放送をお聴き頂きありがとうございます。やはり、木下 さんのお手紙の通りです。フェの宮廷雅楽ニャーニャックといえば、格式高い演奏と雰囲気があり、懐旧の情に浸る気がします。今日のこの時間は、木下 さんのリクエストにお応えしてフェの宮廷雅楽ニャーニャックをお届けしましょう。

古都フエの建造物群のUNESCO＝国連教育科学文化機関の世界文化遺産登録30周年、およびフエ宮廷雅楽「ニャーニャック」の世界文化遺産登録20周年を記念するにあたり、今日のこの時間は、フエ宮廷雅楽「ニャーニャック」をご紹介しましょう。

ベトナムのニャーニャクといわれる雅楽(ががく)は15世紀ごろに誕生し、ベトナムの封建時代の宮廷で演じられた音楽です。しかし、宮廷の消滅と戦争により、一時的に消滅の危機に追い込まれましたが、2003年にベトナム初の無形文化遺産として認定されて以来、復活をとげています。

でははじめに、Long Ngamをどうぞ

お聴きいただいた曲は「Long Ngam」でした。

おしまいに、Xang Xeをお送りします。

お聴きいただいた曲は「Xang Xe」でした。

いかがでしたか、みなさん。今回は、フエ宮廷雅楽「ニャーニャック」をお届けしました。今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。