経済発展を遂げた農民ロ・バン・クォックさん

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(VOVWORLD) -北部山間部ソンラ省クインニャイ県ムオンジョン村マックリュウ集落に住むロ・バン・クォックさんは、現地に先駆けて、果樹の栽培と家畜の飼育を組み合わせた取り組みで経済発展を遂げています。
経済発展を遂げた農民ロ・バン・クォックさん - ảnh 1

2014年に、クォックさんは、30本のスモモの木を買って、丘の斜面に栽培しはじめました。これらの親木の枝を切り取って接ぎ木をした結果、現在スモモの木は約500本になりました。そのほか、彼はリュウガン、ザボン、柑橘類、梨などの木を栽培しています。

クォックさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「害虫対策と高い収穫量のために、常に新しい枝をよく観察し手入れをして、定期的に殺虫剤を散布します。その結果、果物の収穫量はいつも高いです。多くの農民は我が家の農場を見学して、知見を見習いにきます」

以前、クォックさんと村人は、牛や水牛を林に放牧して飼育しました。このような飼育方法は、放牧された牛、水牛の世話をする人の手間がかかる一方、果樹の手入れをする人がいなくなり、家畜は、蠅、蚊などに刺され、病気を引き起こしやすかったのです。そこで、クォックさんは家の近所に牛舎を建て、牛の飼料である草やバナナを栽培したり、藁を備蓄したりしました。家畜を手入する技術を導入した結果、牛舎にはいつものように10頭前後の肉用の雄牛がいます。毎年、牛を販売してから、子牛を買って飼育します。牛の糞は果樹の肥料に利用しますので、コストダウン、食品の安全、果樹の価値向上にも役立っています。

経済発展を遂げた農民ロ・バン・クォックさん - ảnh 2

クォックさんはさらに次のように語っています。

(テープ)

「毎日、朝と午後に牛舎の清掃をします。冬場には、牛舎の寒気対策として、ターポリン生地でカバーをしたり、藁や籾殻を床に撒きます。そのほか、獣医の指導の下で、牛に予防接種をします」

クォックさんは、自らの生活を豊かにするのみならず、他の村人に対しては畜産、栽培の方法を教えました。マックリュウ集落党委員会のクアン・バン・トウオン委員長は次のように語っています。

(テープ)

「クォックさんの一家は、考えを改め、従来の農法を変えた最初の家庭です。特に、彼は、スモモ、マンゴー、梨を栽培した最初の人です。多くの農家はクォックさんのこの成功を見習いました。これまで殆どの農家では果樹が栽培され、およそ10世帯では牛舎で牛の飼育が行われています。今後、集落の行政当局は、村人に丘の斜面には果樹を栽培し、牛舎では牛、水牛を飼育し、牧草の栽培などを働きかける方針です」

経済発展に成功したクォックさん一家の取り組みは地元の貧困解消に貢献しています。

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