ベトナム西北地方ディエンビエン(Dien Bien)省ムオンネ(Muong Nhe)県チュンチャイ村（Chung Chai）村シマ(Sima)集落2号には、およそ４２０人を含む約８0世帯が住んでいます。彼らは主に少数民族モン族であり、キリスト教徒のプロテスタント派です。彼らは、常に、「快適に暮らし、神を敬い、国を愛する」ことを認識しています。
毎週日曜日の朝になると、シマ集落2号のプロテスタント信徒らは、公同礼拝を行います。
2016年の信仰宗教法が発効されて以来、プロテスタント派の信仰活動は、順調になってきました。例えば、現在、プロテスタントの公同礼拝は、5年間連続して行われたるだけでも、行政当局から活動を許可されます。以前は、20年間もかかりました。
 シンさん |
シマ集落2号の宣教担当者であるザン・ホン・シンさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「現在、国家とディエンビエン省内務局は、プロテスタント派の活動に便宜を図っていますよ。以前は、主に家庭礼拝だけを行いました。30世帯ないし50世帯の信徒いる場所では、公同礼拝が許可されるようになっていますよ。」
実際、クリスマスや、祭礼などは、法律に従って行われるということです。幾人かの信徒たちは、共産党、団体などの活動に参加したり、現地住民に支援しています。
現地住民の一人は次のように語っています。
(テープ)
「私は、シマ集落2号の公同礼拝に参加してから6年経ちました。親戚の人や村人と一緒に公同礼拝に参加しています。行政当局は、私たちの宗教活動に有利な条件を作り出してくれていますよ。私たちも、法律に従って、宗教活動を行っています。」
実際、シマ村の行政当局は、プロテスタントの礼拝用の土地を提供したり、聖書の勉強会を開いたりしています。他の村人は次のように語っています。
(テープ)
「私の故郷は北部山間部ライチャウ省です。2007年にシマ村に移住しました。2011年に、国は戸籍を発給してくれました。それから、私たちは、お金を集めて、礼拝の施設を建設しました。毎週の日曜日に、礼拝を行っています。」
チュンチャイ村は、2025年までに、村にある13の集落に共同文化会館を建設し、国家電気網を敷設する目標を達成するために取り組んでいます。この間、チュンチャイ村の指導者らは、現地に住む威信のある人や、聖職者などと対話を行い、信徒の思考、願望に耳を傾けます。チュンチャイ村党委員会のポ・セ・チュ委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「私たちは、村人の信仰の自由を尊重します。その一方で、悪意を持つ人々が村人に国の反逆を扇動できないように、また、村人の警戒心を高めるために、宣伝活動をよく行っています。」
シマ集落2号在住のプロテスタントの信徒たちは、団結し合い、農業生産に励んだり、幸福と平穏な暮らし作りに取り組んでいます。