ネン委員長（写真：TTXVN）

こうした中、ホーチミン市は、全国、特に南部の重点的経済地区の成長率を維持することを目指し、社会経済開発の突破口を切り開くため、複数のオープンな政策を実施する必要です。
これまで、ホーチミン市はホーチミン主席の名をその都市名として47年が経過しました。現在、ホーチミン市は、全国の中でも主要な経済牽引役となることに尽力しています。当面、同市はベトナムにおける最大の工業とサービス業の中心地であり、そのうち国内の工業の 15% 、サービス業の 33% を占めています。
ホーチミン市は、ベトナムをはじめ周辺地域内において高級かつ近代的なサービス業の大きな中心地になるという目標を掲げ、環境にやさしい製品やハイテク製品などの開発、および外国投資の誘致を優先課題にしています。これに関して、ホーチミン市党委員会のグエン・バン・ネン委員長は次のように語りました。
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「ホーチミン市は、市民や企業はあれこれの法律や規定を待たせぬよう、彼らの困難をただちに解決しなければなりません。また、運営についてはあえて困難や試練に立ち向かい、考え、実行するだけでなく、政策を主体的かつ臨機応変に行うために努力しなければなりません」

今年、ホーチミン市はインフラ整備で突破口を切り開き、重点的な工事や大手プロジェクトを導入することに力を入れています。その中には高速道路や大量高速輸送メトロプロジェクト、大潮による浸水対策プロジェクトなどが含まれています。交通インフラに関する困難を解決することは、経済発展のための原動力を作り出すことに寄与すると期待されています。これに対し、フルブライト・ベトナム大学のグエン・スアン・タイン博士は、次のように語りました。
（テープ）
「最も重要なことは、交通のメリットを優先課題にしなければなりません。つまり、時間短縮と物流コストの削減を目指して交通渋滞をなくし、安全でスムーズな交通を確保する必要があります」

ホーチミン市のコーナーの１つ

現在、ホーチミン市は青果物の生産・輸出業の発展に多くの潜在力がある中で、この分野へのインフラ整備に向けた基礎構築にも関心を寄せるべきだとしています。これに関して『ビナT&T グループ』の青果物輸出入会社のグエン・ディン・トゥン社長は、次のように語りました。
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「今後、ホーチミン市が景気激励策としての投資をさらに誘致するため、ロジスティクスの導入を期待しています。そのことにより、ホーチミン市で倉庫や冷蔵倉庫をより多く整えることができます」
インフラ整備に関する問題を解決すると同時に、ホーチミン市は、企業が安心して生産経営活動を行い、社会の発展により多く貢献できるように、同市内の企業への支援に集中するとしています。ホーチミン市投資貿易促進センターのファム・フー・ルー副センター長は次のように語りました。
（テープ）
「今年の貿易・投資促進活動では、我々は貿易連携活動に集中しています。他国の企業協会と積極的に協力し、ホーチミン市に投資、進出しようとする外国の企業代表団を歓迎することで、国内外の企業とのつながりと、オープンかつフレンドリーな経営環境を作り出すものと思っています」
第11回党大会の決議では、ホーチミン市は3つのロードマップを定めています。
2025 年までに、ホーチミン市はスマートシティの構築、近代的な工業サービス都市の開発のほか、全国、なかでも南部の重点的な経済地区の成長原動力となります。
2030 年までに、ホーチミン市は、デジタル経済とデジタル社会における先頭に立ち、近代的な産業・サービス・文化都市になるとされています。
2045 年までのビジョンでは、アジア地域における経済中心地となり、持続的な開発のほか、観光客と国際投資家の両方にとって世界で魅力的な目的地であることが期待されています。