eドクターは2014年に設立され、ベトナム初となるヘルステック企業となっています。同社は、健康相談を実施する他、薬の名前や、薬局、診療所、病院の住所などの検索機能を提供しています。eドクターのサービスは、長い治療期間を必要とする慢性疾患患者にとって便利である他、eドクター在宅高齢者ケアサービスや在宅血液検査サービスなどを提供しており利用者にとって便利だと評価されています。現在、eドクター社は全国の病院や診療所80か所、医師約400人、看護師約500人と提携しています。個人や企業によるサービスの利用回数は約10万回を超えています。
eドクターの共同創設者の1人であるフイン・フオック・トーさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「他の企業が過去に行った遠隔医療プロジェクトは、インフラ提供の他、病院や医療施設が互いにサポートするためのアプリケーションの提供という2つの分野に分けられました。これは非常に成功しています。しかし、病院と患者との繋がる遠隔診療治療サービスを提供する企業は殆どありませんでした。私たちのスタートアップは、多くの病院や診療所、医師と連携して、患者に医療サービスを提供しています。私たちは、間もなく、ITプラットフォームを展開します。それは、医療設備と患者宅を接続して、患者のデータや健康指数などを入力して、医師に提供することです。」
一方、医療分野だけでなく、教育分野も若いスタートアップの創造力を活用する潜在力のある市場となっています。オンライン教育プラットフォームは典型的であり、Etechソリューション・テクノロジー会社はその一例です。同社は、設立されてから10年未満の小規模な会社であり、教育業界向けのサポートソフトウェアを開発しています。新型コロナウイルス感染症が複雑に流行し、生徒たちが休校せざるを得ない時に、オンライン教育の需要は必要とされるにつれて、Etech社への注文も増えてきました。
同社のハ・バン・ダット社長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「疫病の感染拡大を防ぐために、多くの学校は、オンラインによる遠隔授業を実施しなければなりませんでした。その為、我が社の収益は疫病の前と比べ急増しましたよ。」
デジタル化事業が発達する背景の中で、スタートアップ企業の発展は有利な環境を作り出される他、若い実業家の創造力は、実践に活用されつつあります。このことは、ベトナムの経済成長や、デジタル経済の発展に貢献するでしょう。