ゲアン省における貧困の解消

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(VOVWORLD) -中部ゲアン省は、今年、貧しい人、住宅困窮者を対象に約1万軒の家を新築し、貧困世帯の割合を1%∼1.5%に低下させるという目標の達成に取り組んでいます。同省は、2023年初めに、貧困者支援運動を発動しました。その4か月後に、多くの個人、組織は、この運動に積極的に参加してきました。
ゲアン省における貧困の解消 - ảnh 1
ゲアン省の出身者であるグエン・ドウック・バンさんは首都ハノイ市ザーラム区で暮らし働いています。ソーシャルネットワークを通じて、故郷に住む貧しい人々のための募金運動を知り、約9千ドル相当の61匹の子ヤギを支援しました。これらの子ヤギは、20戸の貧困世帯に配られました。
バンさんは次のように語っています。
(テープ)
「私の幼い頃の夢を育ててくれた故郷に感謝いたします。本日、ふるさとに戻り、恵まれない人々への支援運動に力を合わせます」
ゲアン省における貧困の解消 - ảnh 2

貧困者はバンさんから子ヤギを受けながら、喜びの気持ちを表明しています。

(テープ)
「我が家は2匹の子ヤギをもらえました。支援者に感謝申し上げます」
「子ヤギを買うためのお金がないので、子ヤギが無料で提供されて、本当に嬉しいです」
現在、ゲアン省には約5万5000戸の貧困世帯があります。その内、1万5300戸は住宅に困窮しています。これらの家庭は山間部、僻地、国境地域、離島、台風・洪水がよく発生する地域に住んでいます。
ゲアン省祖国戦線のチュオン・ティエット・フン副委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「現在、ゲアン省では、貧困率は依然として高い水準にあります。これらの貧困世帯の経済発展をサポートする傍ら、貧困率の削減に貢献するように、国内の組織や、支援者に貧困者への支援を幅広く働きかけています」
この2カ月間、ハノイに住むゲアン省出身の実業家たちは、ゲアン省行政府の呼びかけに応え、約330億ベトナムドン、およそ140万米ドルの支援金を寄付しました。また、多くの支援者は、2023年~2025年までの期間に、1万軒余りの家の改修・新築費用を提供することを約束しています。
ギアホップ村党委員会のチャン・ゾアン・ラム委員長は、「地元の行政当局は、貧困解消に集中する傍ら、村人に対し新農村建設運動を働きかけている」と明らかにし、次のように語っています。
(テープ)
「各級の党委員会、行政当局は、新農村建設という国家目標プログラムの実現に配慮しており、その行動計画の立案を指導しました。これに基づき、新農村建設を実現するに当たり、現地住民の強み、能力に加え、国内各地の組織、個人の支援を活用する方針です。また、具体的な行動を通して、村人の経済発展に便宜を図っています」
現地住民が生活困窮状態を乗り越える努力、および支援者のサポートなどにより、ゲアン省は貧困世帯の割合を1%∼1.5%に低下させるという目標を早期に達成できものと期待されています。

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