クアンバ県に住む少数民族ザオ族の人たちは、10年前に、ホームステイを運営しはじめました。現在、クアンバ県ナムダム集落にある35の世帯が、ASEAN東南アジア諸国連合の基準を満たしたホームステイサービスを提供しています。「リー・バン・クアン」と名づけられたホームステイのオーナーであるリー・コク・ロックさんによりますと、以前、ロックさん一家の生活は主にトウモロコシ、森林の栽培、水牛の飼育などに頼ったため、とても大変でしたが、ホームステイを運営してから、著しく改善されるようになったとのことです。
ロックさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「農作業と比べたら、ホームステイサービスの提供は、生活水準の向上に役立っています。しかし、多くの観光客を迎えるためには、景色の美しさを保つと同時に、ユニークな伝統文化を維持しなければなりません」
一方、2019年にホームステイの運営に着手したというリー・タ・ドンさんは、次のように語っています。
(テープ)
「ホームステイサービスを運営したことにより、我が家の生活は著しく改善されました。それに加えて、集落の道路も風景もキレイになっていますよ」
メオバク県は、持続可能な観光開発、伝統文化の保存と効果的活用を進める方針です。サンパア集落は少数民族ロロ族の居住地です。以前、住民たちは、農作業、畜産だけで生計を立てていました。現在では、集落の道路、伝統的住宅を綺麗にして、ホームステイを運営しています。ロ・バン・タムさん一家は、3年前に、1軒の高床式の家を購入して、ホームステイサービスを提供しはじめました。これにより、コストを除いて、毎月およそ2000万ドンないし3000万ドン、約1000米ドルの収入を得ているようです。
現在、メオバク県には5カ所のコミュニティ文化観光村があります。これらの村が稼働してから、地元の貧困率は減少しつつあります。多くの家庭は、ホームステイサービスを提供することにより、困難な状態から抜け出し、富を築いています。
メオバク県人民委員会のゴ・マイン・クオン副委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「当初、コミュニティ文化観光村を稼働した時、様々な困難に直面しました。例えば、村民がコミュニティツーリズムについて深く理解していなかったことです。ですから、行政当局は、村民に積極的に宣伝したり、訓練コースを行ったりしました。その結果、コミュニティ文化観光村の運営は、経済的価値をもたらし、村民の就労、収入の増加、持続可能な飢餓一掃・貧困解消に貢献しています」
現在、ハザン省は、国内外から多くの観光客を魅了する目的地となっています。従って、コミュニティ文化観光村や、ホームステイサービスなどが発展するようになっています。