カマウ省でのスタートアップ運動

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(VOVWORLD) -ベトナム最南端カマウ省の関連当局のサポートにより、同省で多くのスタートアップが誕生し、一定の成果がありました。
カマウ省でのスタートアップ運動 - ảnh 1雑魚を原料にして、魚の塩漬け「マム・カー(Mam ca)」

ダムゾイ県グエンフアン村に住むグエン・ミン・タイさんは、2020年に雑魚を原料にして、魚の塩漬け「マム・カー(Mam ca)」、魚醤「ヌクマム(Nuoc mam)」、干し魚、さつま揚げを作る共同組合を成立しました。以前、現地では、雑魚は、漁民にとって価値の低い魚であり、主にカニの餌や、魚醤に用いられ、低価格で販売されていました。漁民の暮らしの大変さを認識しているタイさんは、雑魚を原料にして多くの食品を作ることにしたのです。

タイさんは次のように語りました。

(テープ)

「以前、私は利益のために仕事をしていましたが、今は利益追求に加えて、コミュニティに多くの利益がもたらされるような製品を開発しています。そうすることで、多くの人を支援することが出来るからです。つまり、利益と住民の雇用創出に貢献したいのです」

近年、カマウ省の行政当局は、スタートアップの発展を支援しています。例えば、スタートアップコンクールを通じて、多くの人のスタートアップ運動を喚起したこと、また、カマウ省の関連機関が行った貿易振興活動、OCOP=一村・一品製品の紹介では、スタートアップが知見を共有したり、市場の模索を可能にしているということです。

カマウ省でのスタートアップ運動 - ảnh 2第3回スタートアップコンクールには80件余りのプロジェクトが参加した。

2022年10月にカマウ省で開催された第3回スタートアップコンクールには80件余りのプロジェクトが参加しました。多くの応募作品は、地元の潜在力を活用する特産品の生産に関連しています。例えば、「エビの超集約型養殖水処理への直接電解技術の応用」や、「手の編みと刺繍技術の開発」、「アフィリエイト・マーケティングのビジネスモデル」などです。カマウ市に住むダン・コック・フィさんは、情報技術を用いたソフトウェアで顧客を管理、ケアしています。フィさんは、アフィリエイト・マーケティングを目指して、LNB グループアプリケーションを構築することにしました。現在、このアプリケーションは1500あまりのユーザーが登録しています。

フィさんは自分の成功について次のように明らかにしました。

(テープ)

「まずはユーザーと価値を共有しなければなりません。どんなユーザとも、価値を分かち合うのです。サプライヤーからの利益と手数料を協力者や消費者と共有したいのです。実際、私はコストを大幅に節約しました。自らが価値を与えることで、幅広いマーケティングを行えるようになりました」

カマウ省人民委員会のレ・バン・スー副委員長は、次のように語っています。

(テープ)

「青年のスタートアップの成功は、自分の強み、地元の潜在力、得意分野の開発に尽力する必要があります。その一方で、科学技術を応用し、ダイナミックな創意工夫を凝らさなければなりません」

政府が2025年までの革新的なスタートアップのエコシステム構築支援計画を批准した後、カマウ省は、革新的なスタートアップのエコシステムの構築に注力し、持続可能なスタートアップエコシステムの構築に好ましい条件を提示しています。

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