近年、西北部山岳地帯ソンラ省モックチャウ県は国内外の観光客にとって魅力的な目的地です。ここには新鮮で、涼しい気候のほか、壮大な自然風景があるからです。最近、モクチャウ県を訪れる観光の間で、世界最長となる歩行者用ガラスブリッジ「バクロン橋」を歩く体験が評判です。
(写真:Vnexpress) |
バクロン橋はモクチャウ省の中心地から約10キロ離れた所にあります。この橋は全長632m、幅2.4m、地面からの高さは最も高いところで約150mとなっています。床にはフランスのサンゴバン社(Saint Gobain)製の3層の強化ガラスが使用されており、ケーブルは韓国製で、橋にはイルミネーションとサウンドのシステムが搭載されています。
バクロン橋からはモクチャウ県の見事な森林の風景を一望できます。ギネス世界記録の認定員であるイギリス人のグレン・ポーラード氏は次のように明らかにしました。
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「これは印象的な建築物です。崖を回るガラスブリッジをデザインした建築家のアイデアに驚きました。このブリッジは絶対に安全だと思います。この建築物は国内外から複数の観光客を引き付けると信じています。この橋は本当に奇跡です」
バクロン橋では崖を回るガラスブリッジの区間は290メートルにのぼっています。橋のふもとには鍾乳洞があり、中には、美しい鍾乳石があります。観光客の話をお聞きください。
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女性:「ガラスブリッジを歩くのは初めてです。足元を見ることもできないほどとても怖かったです。しかし、怖さを克服したくて体験しました」
男性「ベトナムにおける他のガラスブリッジを歩きましたが、このガラスブリッジは二つの山をつなげる長い橋で、本当に素晴らしい体験です」
男性「自然風景の美しさと人間が作った建築物の偉大が微妙に調和して、見物人に新鮮な体験をもたらしています」
(写真:baovanhoa.vn) |
去る5月末に行われた落成式で「バクロン橋」はギネス世界記録から世界最長のガラスブリッジ、床がガラス張りになった世界最長のつり橋、崖を回るガラス張りの世界最長の橋として3つの認定を受けました。利用を開始してから、バクロン橋を訪れる観光客は年間延べ10万人にのぼる見通しです。モクリャウ県人民委員会のグエン・テイ・ホア副委員長は次のように語りました。
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「バクロン橋はモクチャウ県の新しくて魅力的な観光商品です。この橋は世界の記録を突破したのです。これを通じて、今後もモクチャウ県を訪れる観光客が増えるでしょう。そのほか、このガラスブリッジは、地元の多くの人々の雇用を創出します」
このガラスブリッジはモクチャウ県を始め、ソンラ省の誇りとなっています。ベトナム旅行連合会のフン・クアン・タン副会長は次のように語りました。
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「旅行会社はバクロンを観光ツアーに取り入れています。これは観光客をモクチャウ県に引き寄せる重要な商品です。旅行会社はこの橋を利用して、他の観光商品を開発する計画があります」
最近、フランスの AFP通信、アメリカのCNNやビジネスや技術ニュースの専門ウェブサイト「ビジネス インサイダー」、ニューヨークポスト、 USA トゥデイなど世界の多くの報道機関は「バクロン」ガラスブリッジ について写真とビデオを掲載しました。チャンスがありましたら、モクチャウ県の「バクロン」ガラスブリッジを一度体験してください。