高くから見たブンタウ市（写真：Nguyễn Ngọc Lan/ VNExpress）

300キロメートルの海岸線を有するバリアブンタウ省はベトナムの有名な観光地の一つです。同省には156キロメートルの砂浜、原生林、コンダオ国立公園、温泉、ジン山やミンダム山などの高い山があり、観光開発に活用されています。

新型コロナウイルス感染症抑制後、バリアブンタウ省に観光客を誘致するため、同省は多くの娯楽イベントを開催しました。例えば、チャームリゾートホーチャム観光区におけるLet's Charm Fest音楽大会、ハムプトンズ・プラザ・ショッピングセンターの開設などです。南部ビンフオック省からの観光客グエン・トゥ・フオンさんは次のように語りました。

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「ここに旅行に来るのは今回が5回目です。今回、友達と一緒に来ました。ここでは気温は低く、風景が見事で、観光サービスが行き届いています」

2022年10月末現在、バリアブンタウ省の観光局は新しい観光商品を開発するため、60の職業村、観光スポットの視察を完了しました。バリアブンタウ省観光局のチンハン局長は次のように語りました。

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「私たちは地元の観光の潜在力や観光開発状況を視察しました。これにより、バリアブンタウ省の観光開発の潜在力は高いのに開発されている部分はほんの少ししかないということが分かりました。今後の観光部門のさらなる発展を目指し、人材育成や国内の各地方との協力に力を入れます」

一方、バリアブンタウ省観光連合会のボーテーミー副会長は次のように語りました。

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「バリアブンタウ省は小さい地方ですが、年間の観光客が1400万人～1600万人であるのは誇るべきものだと思っています。バリアブンタウ省はユニークな観光商品を開発すればさらに多くの観光客を誘致することでしょう」

年初１０か月間、バリアブンタウ省は延べ１１００万人の観光客を誘致し、年間の目標値のおよそ３５０％、昨年同期と比べて２５０％増となりました。観光からの収入は４億５２００万ドルで、昨年同期と比べて９４％増となりました。

ブンタウ省の名所であるキリスト像（写真： taucaotoc.vn ）

 現在、バリアブンタウ省は外国人観光客の誘致に力を入れています。具体的には、観光見本市、ファムトリップ代表団の歓迎などを行うということです。バリアブンタウ省観光局のチャンテイトゥヒエン副局長は観光客を誘致するため、同省の観光部門は中小企業が観光商品をオンラインマーケットでＰＲするとともに、プロモーション活動を展開していると明らかにし、次のように語りました。

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「私たちは観光開発にデジタル技術を導入しています。これは観光部門の必須の要素だと思っています。デジタル技術を導入しないとバリアブンタウ省内で観光をPRするだけで、省外へはPRできないでしょう」

そのほか、バリアブンタウ省は観光連携を強化しています。同省の観光部門はビンズオン省、ビンフォク省、ドンナイ省、テイニン省、ホーチミン市など東南部地域にある各地方と2020年～2025年期における観光開発協力合意書を締結しました。そのほか、バリアブンタウ省はカントー市、中部沿岸地帯ダナン市、ハノイ、中部沿岸地帯カインホア省などと観光協力プログラムを締結しました。

観光はバリアブンタウ省の経済開発に非常に重要な役割を担っています。バリアブンタウ省の2023年の社会経済開発と国防・安全保障の任務と発展方向に関する決議案は2023年に旅行サービスからの収益が2022年と比べて12.5%増、宿泊サービスの収益が11.9%増となる目標を設定しています。

観光開発の強みと観光運営方式の改革により、バリアブンタウ省の観光部門が今後引き続き回復し、同省の経済開発に重要な役割を担うことが期待されています。