ドングー集落の水上人形劇

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(VOVWORLD) -10世紀前に誕生し、いくつもの浮き沈みを経てきましたが、現在、ドングー集落の水上人形劇が上演されています。

北部バクニン省トアンタイン県グータイ村ドングー集落は水上人形劇で広く知られています。10世紀前に誕生し、いくつもの浮き沈みを経てきましたが、現在、ドングー集落の水上人形劇が上演されています。

ドングー集落の水上人形劇 - ảnh 1(写真: nhandan.com.vn)

地元の人々によりますと、水上人形劇は李王朝(1009年~1225年)の末期に誕生しました。その後、ここでの水上人形劇が忘れられた時期もありましたが、1958年に復活しました。ドングー集落の水上人形劇はその集落と周辺にある各地方の村祭りでよく上演されました。

現在、ドングー集落にはジャックフルーツの木で作られた水上人形劇の創始者の像が保存されています。ドングー集落の水上人形劇団のメンバーであるグエン・ダン・ズンさんは次のように語りました。

(テープ)

「村の高齢者の話によりますと、水上人形劇は10世紀頃に生まれましたが、戦争などにより、多くの演目が忘れられました。そして、1950年代に入ってから、当時の人々は昔の演目を復活し始めましたが、1986年になると、経済が発展し始めたので、村人は集まって、昔からの水上人形劇の演目を練習し、公演するようになりました」

地元の人々の努力により、この30年間、ドングー集落の水上人形劇は多くの地方で公演を行ってきました。毎年、40回から50回にわたり、公演を行い、水上人形劇だけでなく、バクニン省の独特な民謡クアンホーも紹介しています。ドングー集落の水上人形劇団の団長であるグエン・タイン・ライさんは次のように語りました。

(テープ)

「ドングー集落の水上人形劇が復活された当初、多くの困難に直面しました。でも、地元の人々は人形を作るため、竹や木材を切り出し、共に人形を作りました。

他の地方の水上人形劇が棒や竿で操られていますが、ドングー集落の演者は棒と紐を組み合わせて、操っています。これにより、人形はより多くの動作を上演できるようになりました。

ドングー集落の水上人形劇 - ảnh 2 (写真: baobacninh.com.vn)

それぞれの地方の水上人形劇の独特さを作り出すのはその演目ですから、これまで、ドングー集落の水上人形劇のおよそ200の演目と人形劇に登場するおよそ200の人形が復活されました。ドングー集落の水上人形劇団のメンバーであるズオン・バン・ザオさんは次のように語りました。

(テープ)

「人形を作るとき、その人形の性格を把握しなければなりません。それぞれの人形は異なる寸法と顔立ちを持つからです。そのほか、職人は人形を作る時、器用さと粘り強さが必要です。」

長い歴史の浮き沈みを経てきましたが、ドングー集落の水上人形劇の芸人たちは現在も地元の伝統的芸術の維持、保存に取り組んでいます。

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