バオラック県は、魅力的な観光地となる潜在力を秘めています。バオラックに行くため観光客は険しくて、雄大な山道を越えなければなりませんが、地元のユニークな伝統文化を体験することができます。
カオバン省の省都カオバン市からおよそ130キロ離れた所にあるバオラック県には標高1987メートルのフィアザ 山、15階で構成されたカウコックチャ峠、トムロム湖など多くの景勝地があるほか、多くの歴史遺跡もあります。
ホーチミン市からの女性観光客レ・ティ・トゥ・ハーさんはハザン省のドンバン岩石高原を訪れてから、バオラック県に行きました。ここで、ハーさんは15階で構成されたカウコックチャ峠の不思議な美しさにより引き寄せています。ハーさんの話です。
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「カオバン省の自然風景と人々は本当に素晴らしいです。カオバン省は地元の住民の生活水準の向上のため、今後も、観光をさらに強化する必要があると思います。カオバン省に行くのは今回が初めてですが、是非、もう一度訪れたいです」
現在、バオラック県にはテイ族、ヌン族、モン族、ザオ族、ロロ族など7つの少数民族が住んでいます。それぞれの民族はユニークな伝統文化を維持、保存しています。そのほか、毎年、バオラック県で旧暦3月と8月に開かれるラブ・マーケットも開かれ、地元の人々だけでなく、外国人観光客も魅了しています。バオラック県の住民の一人ナー・バン・チュオンさんは次のように語りました。
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「この1年間、クオイコーン村を訪れた観光客の数は約1000人を超えました。現在、この村にある2つの世帯はコミュニティベーズドツーリズムを運営しており、多くの観光客が訪れています。観光客に地元の住民が作った手織物がたくさん売れるようになりました」
今から4年前に、バオラック県はバオラックのナイトマーケットを開きました。このナイトマーケットは地元の住民だけでなく、多くの観光客も魅了しています。ここに行くと観光客は郷土料理を味わえるだけでなく、伝統的民謡を楽しめることもできます。バオラック県人民委員会のグエン・マイン・フン委員長は次のように語りました。
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「私たちは地元の住民が生計を立てるためあらゆる好ましい条件を提示しています。コミュニティベーズドツーリズムの運営は伝統文化の維持、保存に役立っています。私たちはバオラック町をバオラック県の観光の中心地にするため決意を固めています。また、私たちは地元の住民に自らの言葉や文字を保存したり、学校や市場に行くとき、民族衣装を着用したりするよう宣伝しています。そのほか、ノンヌオック・カオバン世界ジオパークとハザン省のドンバン岩石高原の間に挟まれているバオラック県は観光開発に有利な条件に恵まれています」
 少数民族の手織り |
バオラック県は、エコツーリズム、アドベンチャーツーリズム、スピリチュアルツーリズム、コミュニティツーリズムなど、さまざまな形態の観光活動を行っています。バオラック県は、「安全、フレンドリー、高品質、魅力的、国民文化的アイデンティティーに富んだ」目的地となることを目指しています。
バオラック県は2025 年までに、外国人観光客1万人を含めた3万人の観光客を誘致する目標を掲げています。今後、バオラック県はカオバン省の魅力的な観光スポットとなることでしょう。