期日前投票の準備作業（写真：Reuters/TTXVN）

同州では、数週間前にハリケーン「ヘリーン」による甚大な被害を受け、一部の住民は依然として電気や水道の使用ができず、電話も不通の状態が続いていますが、有権者たちは次々と投票所に足を運んでいます。

ノースカロライナ州は、ジョージア州と同様に、投票傾向が一貫していない「スウィングステート」として知られており、大統領選の結果に大きな影響を与える可能性がある州の一つです。

現在、同州では、民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領が拮抗しており、世論調査会社ファイブサーティエイトの調査によりますと、トランプ氏の支持率は48％、ハリス氏は47.5％と非常に僅差の戦いが繰り広げられています。

また、ハリケーン「ヘリーン」による影響にも注目が集まっています。6つの州で200人を超える死者が確認され、被害総額は数十億ドルに達しており、この災害が投票率にどのような影響を与えるかが懸念されています。

ノースカロライナ州で最も大きな被害を受けた地域では、共和党と民主党の支持が郡ごとに明確に分かれています。州の選挙管理委員会は、「ヘリーン」による投票所への被害を数週間にわたり調査し、甚大な被害を受けた州西部の25郡では、17日に76カ所の期日前投票所が開設されました。当初は80カ所の開設が予定されていましたが、ハリケーンの影響により減少しました。（ロイター）