ベトナム共産党第14回全国代表大会を前に、アメリカン大学国際関係学部・外交政策・グローバル安全保障学科の創設学科長を務めるパイパー・キャンベル氏は、ベトナムの力強い経済成長と国際的な評価の高まりに強い印象を示しました。
キャンベル氏によりますと、2025年の国内総生産(GDP)成長率はおよそ8%に達する見通しで、工業生産、小売売上高、貿易、外国直接投資も総じて堅調に推移しており、各種指標からベトナム経済の強さが明確にうかがえるとしています。
パイパー・キャンベル氏(写真:TTXVN) |
外交面については、ベトナムが引き続き「関係の多角化・多様化」という対外戦略を進めており、近年の動きは、その戦略が正しかったことを示していると指摘しました。外交・経済分野での取り組みは、輸出競争力の向上、インフラや物流の改善、グローバル企業を引き付ける能力の強化につながるとともに、外交における柔軟性を示していると評価しています。
第14回党大会で掲げられる優先課題について、キャンベル氏は、大会は今後5年間の目標を示すだけでなく、2030年以降を見据えた長期的な道筋を描くものだと述べました。「脆弱でもなく、過度に急ぐことのない」持続可能な成長を目指す方向性は極めて妥当だとしたうえで、生産性向上や産業の高度化を通じたバリューチェーンの引き上げ、民間経済の一層の発展に引き続き力を入れる必要があるとの考えを示しました。