写真提供:TTXVN |
このシンポジウムは「平和の海・持続可能な回復」をテーマとし、20か国・地域から約500人の専門家や研究者が対面式とオンライン形式の両方で参加しました。
席上、出席者は「東部海域は各国の科学者や研究者の共通の関心事である」と強調し、「同海域の平和で持続可能な回復」に向けて様々な意見を提案しました。
シンポジウムの閉会式で外交学院のファム・ラン・ズン代理院長は次のように語りました。
(テープ)
「課題について話し合う一方、課題の解決策を模索する必要があります。『法の支配』原則を尊重し、海上・上空の多国間協力を促進するよう希望します。世界が新型コロナウイルス感染症による様々な試練の中でも、私たちは平和的に共存できるというこのシンポジウムのメインメッセージを全ての人が受け止めるよう望んでいます」
同シンポジウムは1982年国連海洋法条約採択40周年、およびASEANと中国によるDOC=海上行動宣言の調印20周年にあたり行われたものです。「海洋の憲法」と見なされているUNCLOSの採択は海洋に関する国際法の完備を目指す重要な節目であるとしています。そのため、シンポジウムでは、海洋とその資源の持続可能な開発を含め海洋に関するすべての問題の解決を目指す法的基盤の構築に対する同条約の重要性が再確認され、UNCLOSの価値を最大限に活かすための多くの提案が出されました。