写真提供:外務省 |
6月1日、ハノイで行われたベトナム外務省の定例記者会見で、グエン・ドゥク・タン副報道官は、「最近、中国の調査船『向陽紅10号』がベトナムの排他的経済水域を侵犯したことに関し、記者団のインタビューに応え、次のように強調しました。
(テープ)
「ベトナムの海上法律施行部隊は調査船の活動を見守っています。また、国際法、1982年国連海洋法条約に従って、自国の海域に関する利益と権利の確保に尽力しています」
これに先立つ5月25日、ベトナム外務省は同事件を受け、中国の当局者に対し、両国の高級指導者の共通の認識を順守し、侵犯活動を直ちに停止するとともに、ベトナムの海域から調査船「向陽紅10号」をはじめ、海警船、漁船を撤退させ、ベトナムの管轄権、裁判権を尊重し、DOC=海上行動宣言を厳粛に履行し、ベトナム東部海域、(いわゆる南シナ海)の平和・協力・発展の維持、および両国関係の発展に貢献するよう要求しました。