ファム・トゥ・ハン報道官 |
14日ハノイで、ベトナム外務省のファム・トゥ・ハン報道官は、中国が突然、一方的にトンキン湾における領海基線を発表したことに対するベトナムの反応に関する記者の質問に答え、次のように述べました。
(テープ)
「ベトナムは、沿岸国は領海の幅を計算するために使用される基線を確定する際に、他国の正当な権利や利益に影響を与えず、1982年の国連海洋法条約に従う必要があると考えています。友好、相互理解・尊重の精神に基づき、この問題に関して、中国と意見交換を続けており、今後も継続していきます。ベトナムは中国に対し、両国が2000年に締結したトンキン湾における両国間の領海、排他的経済水域、大陸棚の境界設定に関する協定、および1982年の国連海洋法条約を尊重・遵守するよう要求します。ベトナムは、国際法およびベトナム政府の 1996 年 6 月 6 日付けの宣言に記載された観点に従って、法的権利および利益を留保します」
なお、トンキン湾に面したベトナムと中国は2000 年 12 月 25 日、この湾の領海画定協定に調印しました。2004 年 6 月 30 日に発効したこの協定は、トンキン湾における両国の領海、排他的経済水域および大陸棚の境界を画定するものです。