グエン・ホン・タオ大使 |
これは2023年~2027年期の国連のILC=国際法委員会の委員であるグエン・ホン・タオ大使がVOVのインタビューに答えた際に出した見解です。タオ大使は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは関係各国と緊密に連携し、実質的かつ効果的なCOCの作成を精力的に進めるという終始一貫した立場を堅持しています。1982年国連海洋法条約は海上のすべての活動を調整する「海の憲法」のようですが、COCもそのような調整役を果たす必要があると思います。ASEANは地域で中心的な役割を果たしているので、もし、COCを達成すれば、ASEANの中心的な役割はさらに高まるでしょう。」
このように語ったタオ大使はまた、ベトナム初の国際法委員会委員になったことは栄光であると述べ、ベトナム東部海域の平和・安定の維持を含め、国際法の完備に貢献したいとの考えを示しました。
なお、11月12日、第76回国連総会で2023年~2027年期のILC=国際法委員会委員選挙が行われ、ベトナムのグェン・ホン・タオ大使は有効投票数191票の中で、145票を獲得し、同委員会委員に選出されました。立候補したアジア太平洋グループの委員11人の中で得票数はインド・タイ・日本に次いで4位に立っています。