チン首相、主権と領土保全の断固たる擁護を強調

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(VOVWORLD) - 15日午後、ハノイで、ベトナムのファム・ミン・チン首相は、外務省傘下の国家国境委員会設立50周年記念式典に出席し、同委員会に一等労働勲章を授与しました。
チン首相、主権と領土保全の断固たる擁護を強調 - ảnh 1式典であいさつしたファム・ミン・チン首相(写真:VOV)

式典であいさつしたチン首相は、国家国境委員会が50年にわたり挙げてきた成果を高く評価し、祖国の神聖な主権を断固として守るとともに、周辺諸国との友好関係の強化に重要な役割を果たしてきたと強調しました。

チン首相は、国境は民族の生存空間を示す神聖な象徴であるとして、党の指導に基づき、独立、統一、領土保全の保護という最重要目標を貫く必要があると指摘しました。その上で、国境・領土問題の解決に当たっては、原則を堅持しつつ方策は柔軟に運用し、法の支配を最優先とすべきだと述べました。

また、チン首相は、独立と主権、領土保全を確固たるものとするためには、国境地域の住民の経済発展への投資が重要であり、住民一人ひとりが祖国の国境を守る「生きた標識」となるよう支援する必要があると指摘しました。国境地域への投資は、内陸部と同等、あるいはそれ以上であるべきだとしています。

チン首相、主権と領土保全の断固たる擁護を強調 - ảnh 2式典の様子(写真:VOV)

今後の任務として、チン首相は国家国境委員会に対し、「三つの堅持」を実行するよう求めました。すなわち、独立、主権、統一、領土保全を守る闘いにおいては断固かつ柔軟に対応すること、二国間の国境条約や協定、国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約(UNCLOS)を国益を守る最重要な法的手段として堅持すること、そして、対話と協力を粘り強く進め、相違点の根本的かつ長期的な解決を図り、国の発展に不可欠な平和で安定した環境を維持することです。

式典の最後に、チン首相は、国家国境委員会に一等労働勲章を授与しました。

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