（写真：TTXVN）

VOV=ベトナムの声放送局のオーストラリア支局によりますと、２４日、オーストラリアは国連に公文書を送り、その中で、「ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）に関する中国の一方的な主張は法的根拠がない」と指摘しています。

また、「オーストラリア政府は、１９８２年国連海洋法条約に合致しない中国のあらゆる主張にも反対する。国連海洋法条約に基づくオランダ・ハーグの仲裁裁判所も２０１６年７月12日、この海域での中国の海洋進出を巡り、中国が主権を主張する独自の境界線「九段線」に国際法上の根拠がないと認定した」と強調しています。

これとは別に、日本海上自衛隊は、アメリカ海軍の原子力空母やオーストラリア海軍の艦艇とともに、ベトナム東部海域などで19日から共同訓練を行っていると発表しました。この海域でアメリカが中国へのけん制を強める中、連携を強調するねらいがあるとみられています。