イランは現地時間14日未明、イスラエルに向けてドローンやミサイルを発射した=IRNA/TTXVN |
EU首脳はイランの攻撃を非難し、イスラエルの安全保障へのコミットメントを再確認するとともに、これ以上の緊張を防ぐよう全ての当事者に呼びかけました。
首脳会議の議長を務めるEUのミシェル大統領は「イランを孤立させるためにあらゆる措置を講じることが非常に重要である」と指摘し、新たな制裁はドローンやミサイルの製造に関わる企業を対象にすると述べました。
ドイツのショルツ首相はイスラエルが「大規模な攻撃で反撃しない」ことが重要だと述べました。
EUはすでに人権侵害や大量破壊兵器拡散、ウクライナでのロシアの戦争支援などを理由に、イランを標的とする複数の措置を導入しています。
ドイツ、フランスなど複数の国は、ロシアへのイラン製ドローン供給を抑制する措置を拡大し、ミサイル供給や中東のイラン代理勢力も対象に含めることを検討しています。
ベルギーはイラン革命防衛隊に対する制裁導入を支持しましたが、ショルツ氏は法的にさらなる確認が必要であると指摘しました。
中東情勢が焦点となる中、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアとの戦争でさらなる支援を訴えました。
「ウクライナでは残念ながら、数日前に中東で示されたような防衛レベルが見られていない」と述べ、イランの攻撃でイスラエルと同盟国がドローンとミサイルをほぼ全て撃墜したことに触れました。
EU当局者によりますと、ゼレンスキー氏はこれまでに約束された武器と弾薬の迅速な供与を改めて求めました。(ロイター)