英政府 不法入国者を拘束と発表 7月にもルワンダ移送へ

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(VOVWORLD) -イギリス政府は1日、アフリカのルワンダへの強制的な移送の対象となる、不法に入国した人たちを拘束したと発表しました。移送を可能にする法律が先月成立してから初めてで、政府としては7月にも移送を実行する構えです。
英政府 不法入国者を拘束と発表 7月にもルワンダ移送へ - ảnh 1(写真: AFP/TTXVN)
イギリスでは、難民認定を申請するため不法に入国した人たちへの対応が財政を圧迫しているなどとして、こうした人たちをアフリカ東部のルワンダに強制的に移送するための法律が、先月25日に成立しました。

これを受けてイギリス政府は1日、対象となる人たちの拘束を始めたと発表しました。

合わせて公開した動画には、当局の職員が住宅を次々と訪れ、移送の対象になるとみられる人たちに手錠をかけて車に乗せる様子などが写っています。
拘束した人数や場所などは明らかにしていませんが、全国で一斉に行ったとしています。

ルワンダへの移送を巡っては人権上問題があるとして、難民の支援団体などが批判し、公開された動画についても「計画の非人道性をさらに知らしめただけだ」などと強い非難の声が上がっています。

これに対し、不法移民の阻止を主要政策に掲げるスナク政権は「数週間かけてさらに拘束し、今後9週間から11週間でルワンダへの移送計画に備える」として、7月にも移送を実行する構えです。(NHK)

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