(写真提供:Dursun Aydemir/Anadolu/Getty Images) |
外交筋によりますと、利子をEU基金に移し、そのうち9割をウクライナの軍事支援に、1割を復興などに使うことが予定されています。
G7=主要7か国は2022年2月のウクライナ侵略の直後に、ロシア中央銀行の約3000億ドル相当の資産を凍結しました。それ以降、EUと他のG7諸国は、ウクライナを支援するためにどのように資金を活用するかについて議論してきました。
EUは、域内にあるロシア資産から得られる利益が、2027年までに150億~200億ユーロ(約376億ドル)に上ると推計しています。これらの資産は、ベルギーの決済機関ユーロクリアに保管されています。
EU議長国であるベルギーは、Xへの投稿で「この資金はウクライナの復興とロシア侵略に対する軍事防衛を支援するために使われる」と述べました。
アメリカは、資産全体の没収を提案していますが、欧州はユーロへのリスクや法的措置などを理由に難色を示しています。また、アメリカはウクライナへの融資の担保として資産を活用するよう働きかけています。(ロイター)