長期間にわたるインターネットやメディアでの情報収集の後、2年前の2023年にフォン・トー県ダオサン村に住む少数民族モン族のジャン・ア・チューさんは、5000平方メートルあまりの水田をイチゴ栽培に大胆に転換することにしました。気候と土壌に適した栽培方法により、イチゴ畑は順調に成長しました。過去2年間で、イチゴ畑による収入は以前の水田栽培に比べて約10倍に増加します。故郷での創造的な起業により、チューさん一家は貧困から脱却するだけでなく、余裕のある生活を送れるようになりました。
チューさんのイチゴ畑 |
チューさんは次のように明らかにしました。
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「以前、私たちの土地は水田で、年に一度しか収穫できず、収入はほとんどありませんでした。そこで、イチゴ栽培方法を学び、導入しました。イチゴは地元の気候に非常に適しており、化学肥料を使わずに、堆肥のみを使用し、耕土を高く盛り上げてつくった畝で栽培するため、果実が土に触れず、非常に清潔です。イチゴの開花時期には、ミツバチを飼育して蜂蜜と花粉を採取します」
フォン・トー県のバンラン村では、2024年、村の青年たちは、資金を出し合い、機械と技術を購入し、「バンラン」という名前の青年協同組合を設立しました。効果的な広報活動と地元の青年同盟の支援により、協同組合が製造した乾燥バナナは、この1年間で国内の多くのスーパーマーケットで販売されるようになり、10世帯あまりの青年の家族に安定した雇用と収入をもたらしています。
バンラン村青年同盟のジャン・ア・フォン書記は次のように述べています。
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「現地で栽培されたバナナの収穫量が多く、販売に苦労していた時、青年たちはグループを結成し、ドライバナナの製造を提案しました。このような方法は、バナナの保存期間を長くすると同時に、国内各地でドライバナナを輸送、販売することもできるからです。」
2024年、ライチャウ省青年同盟の起業相談グループは、2000人あまりの青年同盟員に起業相談を行ってきました。多くのグループが設立され、模範的な青年同盟員を集め、若者の経済発展への意欲を高める場となっています。
タムドゥオン県のヌンナン村青年同盟のルー・ティ・ズア書記は次のように述べています。
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「過去2年間で、青年の起業活動は活発化し、革新的な動きを見せています。青年たちは、トウキ、温帯果樹、パッションフルーツなどの作物転換を意識し始めています。私たちは、青年同盟員の融資支援、技術支援、協力組合の設立支援に全力を尽くし、彼らが経験を積み、交流し、モデルを拡大・発展させる機会を増やします」
現在、ライチャウ省には、農業、林業、漁業、手工芸、建設、観光サービスなどの分野で、約1億ドン、59万円程度規模の経済活動が200件以上が存在しています。これらのモデルは、主に中小規模で、年間1億ドンから10億ドンの商品・サービスを生み出し、5000万ドンから2億ドンの利益をもたらしています。
ライチャウ省青年同盟のベ・ティ・バン副書記は次のように述べています。
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「ライチャウ省青年同盟は、青年同盟員の起業支援プログラムを継続し、模範的な若者の起業と経済発展を奨励し、インスピレーションを与える広報活動を徹底します。若者の資金調達のための協力プログラムを積極的に締結し、青年団起業支援基金の設立に全力を尽くします。これにより、若者の発展を促進するために、ライチャウ省の潜在力、強み、優遇措置を最大限に活用します。」
新しい時代におけるライチャウ省の若者の起業は、個人の努力であるだけでなく、若者の起業の模範でもあります。彼らは困難を乗り越えるだけでなく、第四次産業革命の機会を積極的に受け入れ、起業のアイデアを実践に移し、故郷の持続可能な経済社会の発展に積極的に貢献しています。