ECB、0.25%利上げ 22年ぶり高水準

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(VOVWORLD) - 6月15日の理事会で、ECB=欧州中央銀行は、政策金利を予想通り0.25%ポイント引き上げました。8会合連続の利上げは初となりました。
ECB、0.25%利上げ 22年ぶり高水準 - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)

根強いインフレを踏まえ、次回7月の会合でも利上げを継続する公算が大きいという見通しを示しました。

ECBは、リファイナンス金利を3.75%から4.00%に、中銀預金金利を3.25%から3.50%に引き上げました。預金金利は22年ぶりの高水準となりました。

ECBのラガルド総裁は理事会後の記者会見で「ECBの主要金利はインフレ率を中期目標の2%にタイムリーに回帰させるために十分に制約的な水準に引き上げられ、必要な限りこの水準に維持される」と述べました。また「ベースラインに重大な変化がない限り、7月も利上げを継続する可能性が極めて高い」とし、「(利上げの)一時停止は検討していない」としました。

さらに、「理事会による過去の利上げは、資金調達条件に力強く伝わり、経済全体に徐々に影響を及ぼしている」とした一方、「(利上げの)旅路は終わっていない。まだ目的地に到達していない。まだやるべきことはある」と語りました。

市場では決定前、7月か9月の0.25%利上げを織り込んでおり、年後半の9月あるいは10月ごろに追加利上げする可能性を見込んでいました。ラガルド総裁は賃金の上昇と企業の利益拡大に向けた値上げがますますインフレの重要なドライバーになっていると言及しました。「インフレは鈍化しているものの、過度に長い期間、高過ぎる状況となる見通し」としました。

ECBは最新の見通しで、インフレ率が2025年まで目標の2%を上回って推移すると予想しています。「過去の意外な上振れや堅調な労働市場がディスインフレの速度に与える影響を考慮し、エネルギーと食料を除いたインフレ見通しを特に今年と来年について、スタッフは上方修正した」としました。

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