安保理 ガザ新停戦案を支持

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(VOVWORLD) - イスラエルとイスラム組織ハマスのガザ地区での戦闘をめぐり、国連の安全保障理事会では、先にアメリカが公表した6週間の停戦と人質解放を含む新たな提案について、各国に支持を呼びかけイスラエルとハマスの双方に合意し実行するよう求める決議が採択されました。
先週、国連安全保障理事会は緊急会議を開き、ガザ地区の3段階停戦案を支持する内容の決議を採択しました。ガザ地区3段階停戦案は、アメリカが草案を作成しました。同日の決議案は、採決では安保理理事国15カ国のうち14カ国が賛成し、ロシアは棄権しました。

新停戦案は、5月31日にバイデン大統領が明らかにしました。パレスチナ自治区ガザでの武力衝突を止めるための3段階の工程表が柱となっています。

第1段階で6週間の停戦と、イスラエル人の人質の一部(女性、高齢者、病人や負傷者を含む)の解放、パレスチナ人の囚人の一部を釈放をする。イスラエル軍が「ガザのすべての人口密集地域から」撤退し、人道支援を「急増」させることも含まれます。 第2段階では、「恒久的な敵対行為の停止」の一環として、ハマスが残りの人質を解放し、イスラエル軍はガザから全面撤退します。ただ、撤退は交渉の対象となります。 第3段階では死亡した人質の遺体が返還され、ガザの大規模復興計画が開始されます。

今回、安保理が採択した決議は「イスラエルが受け入れた新たな計画を歓迎し、ハマスにも受け入れるよう求め、両当事者に対して遅滞なく無条件で完全に履行するよう促す」としています。

決議は停戦案への支持を表明しました。イスラエルはすでに「停戦案を受け入れた」として「ハマスも受け入れるように要求する」としました。その上で、双方に停戦案を「無条件で遅延なく完全に履行」するよう求めました。また、決議はイスラエルとハマスの紛争を完全かつ持続的に終わらせ、人道活動への道を引き続き切り開くと期待されています。

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