既にお伝えしましたように、5日、首都ハノイで第15期国会第9回会議が厳かに開幕しました。今回の会議は、規模や期間、審議内容の点で特別なものであり、新しい時代、つまり国の飛躍の時代に向けた戦略的課題を決定するという意味で、歴史的意義を持つ重要な会議です。
会議の様子(写真:quochoi.vn) |
今会期では、2013年憲法の改正・補足をはじめ、国家組織や機関の簡素化、行政単位や地方行政府の再編、さらには社会経済、国家予算、制度の障害除去、法整備の促進といった幅広い分野で、国の新たな発展空間を切り拓く重要な法案が審議・決定される予定です。
特に、2013年憲法の一部改正・補足に関する決議について、チャン・タイン・マン国会議長は次のように強調しました。
(テープ)
「今回の任務は、政治・法制度の両面で戦略的な意義があり、党の主要方針、特に『簡素・効率・実効性・実践性・国民本位』という方針を基礎に、国家機関の再構築を速やかに制度化することが目的です。このため、2013年憲法の改正・補足案を起草する委員会を設立し、国民からの幅広い意見を取り入れる新たな手法で取り組みます」
国会議員からは、今回の憲法改正の必要性について高い賛同が示されました。現代的なガバナンスモデルへの転換が求められる中で、憲法を国の最高法規かつ政治・法制度の根幹として再構築することは、大きな一歩だと評価されています。
南部バリア・ブンタウ省選出のグエン・タム・フン議員は次のように述べました。
(テープ)
「今回の改正・補足が、地方行政府の再構築、3層構造の重複解消、中間層の削減など、制度上のボトルネックに切り込み、迅速・柔軟・責任ある行政システムの構築に焦点を当てている点を高く評価します」
また、今回の会期では34件の法律案、14件の決議案が可決され、さらに6件の重要な法案について審議が行われる予定です。これにより、制度整備の抜本的改革が進み、デジタル時代や国際統合の進展に対応した国家機関の再編が進められます。
さらに、国会議員は、国民の期待や現実のニーズに合致した法制度こそが、国の成功を左右する最も重要な要素であるとの認識で一致しました。