9日、ベトナム観光部門は2025年後半の重点課題を討議する全国会議をオンライン形式で開催しました。会議でベトナム国家観光局が発表した報告によりますと、今年上半期の観光客数はこれまでで最も高い水準に達し、世界の観光地図におけるベトナム観光の魅力の高まりを明確に示しています。
同じく9日、フエ市のフーバイ国際空港で、ベトナム航空は3億5000万人目の乗客数を出迎えました。これは1995年から始まった同社30年の発展の道のりにおいて、特に意義深い瞬間です。イベントで、文化スポーツ観光省のレ・ハイ・ビン副大臣は次のように述べました。
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「ベトナム観光は、ベトナムと世界を結ぶ重要な架け橋となっています。それは、国のイメージ、民族のアイデンティティ、そして国際社会におけるベトナムの地位向上と密接に結びついています。ベトナム航空の一便一便は、単なる乗客を運ぶだけでなく、“ベトナムの物語”を世界へ伝える場でもあります」
一方、先頃開催された政府会議で、ファム・ミン・チン首相は観光業を「2025年上半期の10のハイライト」の1つに挙げました。この成功は、観光プロモーション、観光商品の開発、消費のテコ入れ、そしてビザ政策の緩和といった総合的な政策の実施の賜物とされています。
ベトナムは2025年中に2200万~2300万人の外国人観光客誘致という目標を掲げています。観光部門と各地方はこの目標達成に向けた具体的な計画を進めています。ザライ省文化スポーツ観光局の ドー・ティ・ジエウ・ハン局長は次のように述べました。
(テープ)
「今後、私たちは地域内のツアーやルートの連携を強化する計画を立てています。エコツーリズム、コミュニティ・ツーリズム、その他の多様な観光スタイルを通じて、地域の観光発展に貢献したいと思っています」
観光は経済発展に貢献するだけでなく、ベトナムと世界各国を結ぶ友好の架け橋でもあります。観光を通じて、ベトナムの独自で豊かな文化価値が世界に伝えられ、ベトナムの「ソフトパワー」が一層高まることでしょう。